【読解力アップ!】 英文はどう複雑になる?形容詞句と形容詞節を徹底解説

文法

英文が複雑になる仕組みってどうなってるの?

Hello everyone!

ご覧いただきありがとうございます。
TOEIC 実験記の Delph (デルフ) です!!


今回は、「形容詞句」「形容詞節」に焦点を当てて
実験していきたいと思います。

セータ君
セータ君

形容詞なら聞いたことはあるけど…?

英語を学習していると、ほぼ必ずと言っていいほど
一文が長く構造が複雑な英文に出会うと思います。

そして、そんな英文を読むとき
次のような経験をしたのではないでしょうか?

よくある経験
  • 長くて複雑な英文になると意味が分からなくなる
  • どこからどこまで一つの情報なのかが分からない
  • 英文の意味はなんとなく分かるが詳しいところは曖昧なまま


セータ君
セータ君

よく分かる…。途中でわけわかんなくなっちゃうよね…。



そして、その英文が複雑になる主な要因の一つが、
「形容詞句」「形容詞節」です。

これらを理解することで、
複雑な英文を正確に把握できるようになり、
英語力全体を向上させることができます。

この記事を見ると
次のようなメリットを得ることができます。

この記事のポイント
  • 英文がどんなふうに複雑になっていくのかが分かる
  • 形容詞句・形容詞節にはどんなものがあるのかが分かる
  • 形容詞句・形容詞節の見極め方とその活用法が分かる

是非とも最後までご覧になって、
英語の長文読解力を向上させていきましょうね!


それでは始めていきましょう!
Now let’s start!

形容詞は名詞を詳しく説明する言葉

最初に、形容詞とはどういうものなのか
改めて確認していきましょう。

形容詞とは、次のようなものを指します。

名詞の特徴や状態を詳しく説明する言葉


まずは日本語を例にとって
形容詞を見ていきましょう。


次の例で考えていきます。

  • 美しい景色
  • 有益な本


セータ君
セータ君

えーっと…。この例だと「美しい」と「有益な」が形容詞かな?


そうですね!

「景色」や「本」でも伝わるかと思いますが、
それらがどのようなものかというところまでは分かりません。

そこで「美しい」や「有益な」のような
形容詞を加えることによって

それぞれ「景色」と「本」がどのようなものかを
具体的に伝えているのが分かると思います。

形容詞とは?


名詞の特徴や状態を詳しく説明する言葉
「大きい」「小さい」「早い」「遅い」など

  • 美しい景色
     → どんな「景色」かを「美しい」で詳しく説明
  • 有益な本
     → どんな「本」なのかを「有益な」で詳しく説明 


これを踏まえて、英語で確認していきましょう。

先ほどの例を英語にすると
次のようになります。

  • beautiful scenery
  • informative book


セータ君
セータ君

「beautiful」 と 「informative」 が形容詞だね!


例を見て分かると思いますが、
英語の形容詞は日本語と同様に
説明したい名詞の前に置かれます

基本中の基本ですので
これはしっかり頭に入れてくださいね!

セータ君
セータ君

形容詞ってどのくらい種類があるの?


名詞を詳しく説明する形容詞はホントに多種多様です。

挙げるとキリがありませんが、
大きさ、色、形、感情、質感など、
あらゆる側面から名詞を描写することができます。

これにより、聞き手や読み手に対して
具体的なイメージや感情を伝えることが可能になります。


ここまでが形容詞の簡単な確認です。
まとめると以下のようになります。

形容詞のまとめ
  • 名詞の特徴や状態を詳しく説明する言葉
  • 英語の形容詞は、説明したい名詞の前に置かれる
  • 形容詞の種類は多種多様(大きさ、色、形、感情、質感など)



これを踏まえて、今回の記事の内容である
形容詞句・形容詞節を詳しく見ていきましょう!

形容詞句・形容詞節は名詞の後ろに置く!?


形容詞というと、つねに名詞の前に置いて
詳しく説明するイメージが強いと思います。

日本語ではそれで問題ないのですが、
これが英語となるとその認識だけでは足りません。

セータ君
セータ君

えっ!? そうなの!?



英語では、名詞を詳しく説明する方法が
2 つあるのです。

形容詞を使って名詞を詳しく説明する 2 つの方法
  1. 名詞の前に置いて詳しく説明する
     「形容詞 → 名詞」の順番 
  2. 名詞の後に置いて詳しく説明する
      「名詞 → 形容詞」の順番(※ 厳密には 形容詞句・形容詞節) 


今回紹介している形容詞句と形容詞節は
「名詞の後」に置いて詳しく説明するパターンです。

そして、英文が長く複雑になる主な要因の一つが
この形容詞句と形容詞節なのです。

セータ君
セータ君

名詞を「後ろ」から詳しく説明するのって、日本語にはない特徴だね!


そうですね!

それゆえ、この特徴を把握してその文構造に慣れるまでには
ある程度練習が必要です。

ですが、形容詞句と形容詞節を理解すれば、
英文がどのように複雑になっていくのかが分かるようになります。

その結果、効率的に読み解くことができるようになりますので、
ココでしっかりと頭に入れておいてくださいね!

英語における形容詞の特徴
  • 形容詞を使って名詞を詳しく説明する方法は 2 つある(名詞の前か後ろか)
  • 名詞を後ろに置いて説明するパターンは日本語にはない
  • 形容詞句形容詞節が英文を長く複雑にしている主な要因である




形容詞句・形容詞節の比較

それでは、形容詞句と形容詞節にはどんな英文法があるのか
詳しく見ていきましょう。


その前に、簡単な表をお見せいたします。

特徴 形容詞 形容詞句 形容詞節
位置 名詞の前 名詞の後 名詞の後
主語・動詞 なし なし・動詞のみ 両方
英文法 ・単一の形容詞
・ 1 語の分詞
・ to 不定詞(形容詞的用法)
・分詞(2 語以上)
・前置詞句(前置詞 + 名詞)
・関係代名詞(what 以外)
・関係副詞

 

いろいろと書いてありますが、

ここでしっかり覚えておきたいのが
次の事項です。

形容詞句・形容詞節を理解するポイント

「名詞 → 形容詞句・形容詞節」の順番になっていることに注目する

セータ君
セータ君

つまり、 「名詞 → to 不定詞」とか「名詞 → 関係代名詞」のような順番になってるからそれを意識してねってこと?


そうですね!

この語順を意識することで、
長く複雑な英文でも、どの部分が名詞を詳しく説明しているのかを
見極めることができるようになります。

では、改めて形容詞句と形容詞節を
それぞれ詳しく見ていきましょう。

形容詞句

まずは形容詞句からです。

簡単な表でもお見せしましたが、
もう一度形容詞句の特徴を確認しておきましょう。

形容詞句の特徴
  • 名詞の後ろに置いて詳しく説明する
  • 句の中には、主語と動詞が両方とも含まれてない、もしくは動詞のみ

そして、その形容詞句に当てはまる英文法は
次の通りです。

  • to 不定詞(形容詞的用法)
  • 分詞(2 語以上)
  • 前置詞句(前置詞 + 名詞)

セータ君
セータ君

ということは、「名詞 → to 不定詞」「名詞 → 分詞」「名詞 → 前置詞句」っていう順番になるってことだからそれを意識してみよう!


これを踏まえて
各英文法を確認していきます。

to 不定詞(形容詞的用法)


中学で学習する英文法の1つで、
「~するための○○」「~すべき○○
という意味ですね。



例文を見ていきましょう。

  • We need a place (to meet tomorrow).
    私たちは(明日会うための)場所 が必要です
  • He found a new tool (to use for data analysis).
    彼は(データ分析に使うための)新しいツールを見つけました


四角で囲んだところは説明されている名詞グループ、
( ) で囲んだところは形容詞句としています。

2 番目の例文では、 四角の中に形容詞が入っていると思いますが、
この 1 語のためだけに分けて考えるのは効率が悪くなるので

単一の形容詞の場合、説明されている名詞とセットにして
名詞のカタマリにするとスッキリすると思います。


話を戻しますと、例文中の to 不定詞は
いずれも名詞の後に置かれています。

  • a place (to meet tomorrow).
    (明日会うための)場所
  • a new tool (to use for data analysis).
    (データ分析に使うための)新しいツール
セータ君
セータ君

「名詞 → to 不定詞」の順番にちゃんとなっているね!


単なる「場所」ではなく、
明日会うための場所」

単なる「新しいツール」ではなく、
データ分析に使うための新しいツール」
といったように

単なる形容詞よりも少し長めの文を使って
名詞を詳しく説明している
のが分かると思います。

セータ君
セータ君

それが「形容詞句」の特徴なのかな?


そうですね!

今の例文は、目的語に to 不定詞を付けただけのものですが、
当然ながら目的語の名詞だけに to 不定詞が付くわけではありません。

名詞であれば、主語だろうと補語だろうと
付けることができるのです。


  • 主語の名詞に付けるパターン

    The book (to read for this class) is on the top shelf.
    (このクラスで読むための) は一番上の棚にあります
  • 補語の名詞に付けるパターン

    Taking online courses is a good way (to learn new skills).
    オンラインコースを受けることは(新しいスキルを学ぶための)良い方法です


さらに、
主語だけ・目的語だけ・補語だけ付いているだけでなく
複数か所でついていたりもします。

セータ君
セータ君

それじゃあ、S (名詞 → to 不定詞)V O(名詞 → to不定詞) とか、S (名詞 → to 不定詞)V O(名詞 → to不定詞) C みたいな文も出てくるってこと?


その通りです!

そしてこれらの特徴は、 to 不定詞の形容詞的用法だけにとどまらず
これから紹介する他の形容詞句や形容詞節にも共通しているのです。


名詞を形容詞句や形容詞節で説明すればするほど
後ろにどんどん伸びていき、

その結果として英文が長く複雑になっていく
というわけですね。

形容詞句・形容詞節の特徴
  • 名詞の後ろに置いて詳しく説明する
  • 名詞であれば、主語・目的語・補語関係なく付けることができる(複数箇所も可)
  • 名詞を説明すればするほど後ろに伸びていき、英文が長く複雑になる
セータ君
セータ君

なるほど!これが英文が長く複雑になっていく仕組みなんだね!

使う英文法は違えど、
「名詞 → 形容詞句・形容詞節」という順番は
同じである

というのを理解すると

英文を読む際、
文の主要な情報と詳細な補足情報を区別しやすくなり、
複雑な文構造も容易に解析できるようになりますので

この「名詞 → 形容詞句・形容詞節」
ぜひとも頭に入れてくださいね!

セータ君
セータ君

今度英文を読むときは、「名詞 → 形容詞句・形容詞節」を意識してみよっと!


これを踏まえて、
残りの形容詞句・形容詞節を見てみましょう!

「2 語以上」の分詞


分詞には現在分詞過去分詞がありますが、
それを使って名詞を詳しく説明をする方法です。

簡単に意味を整理すると
以下の表のようになります。

分詞 修飾
(名詞と分詞の関係)
現在分詞
  • 能動(~する〇〇)
  • 進行・未完了(~している〇〇)
 過去分詞
  • 受動(~される〇〇)
  • 完了(~してしまった〇〇)

 

セータ君
セータ君

さっきのを踏まえると「名詞 → 現在分詞」とか「名詞 → 過去分詞」になるのかな?

そうですね!

ただし、後ろに置いて詳しく説明するには
「2 語以上」でなければなりません


「1 語」の分詞の場合は
名詞の前に置くことに注意してくださいね!


こちらも同様に例文で確認しましょう。

  • 主語の名詞を説明するパターン

    The employees (working late hours) will receive extra compensation.
    (深夜まで働いている)従業員 は、追加の報酬を受け取ります
  • 目的語の名詞を説明するパターン

    We are reviewing the proposal (submitted last week).
    私たちは(先週提出された)提案をレビューしています
  • 補語の名詞を説明するパターン

    This is a mobile phone (developed by a leading technology company).
    これは、(先端技術をリードする企業によって開発された)携帯電話です



こちらの例文も
「名詞 → 現在分詞」「名詞 → 過去分詞」

2 語以上の分詞が名詞の後ろに置かれて、
詳しく説明されているのが分かると思います。

セータ君
セータ君

ホントだ! これもちゃんと 「名詞 → 形容詞句・形容詞節」の順番になってる!


だんだん「名詞 → 形容詞句・形容詞節」
慣れてきましたか?

こんな感じで英文が長く複雑になっていくので、
しっかりと意識してくださいね!

前置詞句(前置詞 + 名詞)


前置詞句は in the morning や at the station のように
前置詞と名詞が組み合わさって一つの品詞の役割をする
語のカタマリです。

セータ君
セータ君

これって、中学からでもよく見かけるよ!


たしかにそうですね!

ただ、中学で使っている前置詞句は
今回紹介している「形容詞」ではなく
「副詞」の役割をするものが大半を占めます。

セータ君
セータ君

へぇ~! 前置詞句って 「形容詞」と「副詞」 の二つの役割があるんだね!


ですので、前置詞句では
「形容詞」か「副詞」どっちで使われているのかを
見極める必要があります。

ですが、この記事は形容詞句を紹介していますので
形容詞として使われる前置詞句にスポットを
当てていきます。

例文を見てみましょう。

  • 主語の名詞を説明するパターン

    The meeting (at the headquarters) will start at 10 a.m.
    (本社での)会議 は午前 10 時に始まります
  • 目的語の名詞を説明するパターン

    We are looking forward to the presentation (by the sales team).
    私たちは(営業チームによる)プレゼンを楽しみにしています
  • 補語の名詞を説明するパターン

    This is an announcement (for the upcoming event).
    これは、(今後開催されるイベントのための)お知らせです


こちらの例文も、名詞の後に置かれて
詳しく説明している
のが分かると思います。

セータ君
セータ君

たしかに、 「名詞 → 形容詞句・形容詞節」の順番になってるね!

これで形容詞句はすべて紹介しましたので。
ここまでをまとめていきましょう。

形容詞句のまとめ
  • 名詞の後ろに置いて詳しく説明する(名詞 → 形容詞句 の順番)
  • 名詞 → to 不定詞(形容詞的用法)
  • 名詞 → 2 語以上の分詞
  • 名詞 → 形容詞として使う前置詞句(前置詞 + 名詞)
  • 名詞であれば、主語・目的語・補語関係なく付けることができる(複数箇所も可)
  • 名詞を説明すればするほど後ろに伸びていき、英文が長く複雑になる


「名詞の後ろに置いて詳しく説明する」
という特徴は日本語にはありませんので、

英文をより詳細に理解できるようにするには、
「名詞→形容詞句・形容詞節」の順番を意識しながら
英文を読んで慣れていく必要があります

最初は難しいかもしれませんが、
数をこなしていくうちに文構造が見えて
長く複雑な英文にも対応できるようになります。

臆せず挑戦して
読解力を上げていってくださいね!

形容詞節


次は形容詞節です。

簡単な表でもお見せしましたが、
もう一度形容詞節の特徴を確認しておきましょう。

形容詞節の特徴
  • 名詞の後ろに置いて詳しく説明する
  • 節の中に、主語と動詞が両方とも含まれている

そして、その形容詞節に当てはまる英文法は
次の通りです。

  • 関係代名詞(what 以外)
  • 関係副詞


セータ君
セータ君

これも、形容詞句と同じ順番だよね? という事は 「名詞 → 関係代名詞」とか「名詞 → 関係副詞」になるのかな?


そうですね!

関係詞も「名詞 →形容詞句・形容詞節」の順番という
今まで紹介した形容詞句と共通したパターンになっています。

とても重要なことなので何度も繰り返しますが、

このパターンを頭に入れておけば
英文がどう長く複雑になっているのかが分かり、
読解力が格段に上げることができます。

このことを踏まえ、
早速見ていきましょう!

関係代名詞(what 以外)

まずは関係代名詞からです。

関係代名詞は、「主語と述語を含んだ文を使って」
名詞を詳しく説明する英文法
です。

セータ君
セータ君

たしか、 who とか which を使うんだっけ?


そうですね!

ちなみに、関係詞で説明されている名詞を
先行詞ということも併せて確認しておいてください。

早速例文を見てみましょう。

  • 主語の名詞を説明するパターン

    The report (which *was submitted yesterday) has been approved.
    (昨日提出された)レポート は承認された
  • 目的語の名詞を説明するパターン

    Please respond to the email ( [that] you received * last week).
    (先週受け取った) メール に返信してください
  • 補語の名詞を説明するパターン

    The main issue is the deadline (that * is approaching quickly).
    主な問題は、(迅速に迫っている)締め切りです


何度も言及している通り、

関係代名詞でも「名詞 → 形容詞句・形容詞節」
の順番になっていることが分かると思います。

セータ君
セータ君

うん! だいぶ慣れてきたよ!



ここで 「*(アスタリスク)」 で
印をつけているところがあると思いますが、

これは関係詞で説明している
先行詞の位置に目印を付けたものです。

1・3 番目の例文では説明文の中の主語
2 番目は 説明文の中の目的語が
関係詞となって先頭に出たものです。

セータ君
セータ君

たしか、「関係代名詞で先行詞をくっつけるやり方」みたいなことやったような気がする!


ただ、関係代名詞であればなんでも形容詞節である
というわけではありません。

関係代名詞 what の場合は「名詞節」ですので、
混同しないように注意しましょう。

関係代名詞
  • 名詞の後ろに置いて詳しく説明する
  • 関係代名詞で説明されている名詞を先行詞という
  • 名詞(先行詞)→ 関係代名詞(what 以外)
  • 節の中に、主語と動詞が両方とも含まれている
  • 関係代名詞 what は「名詞節」なので、他の関係代名詞と混同しないように注意


関係副詞

次は関係副詞です。

関係代名詞と同様に「主語と述語を含んだ文を使って」
名詞を詳しく説明する英文法
です。

セータ君
セータ君

使われるのは where, when, why, how だっけ?


そうですね!
こちらも例に漏れず「名詞 → 形容詞句・形容詞節」の順番で
名詞を詳しく説明します。


それを頭に入れながら、
例文を見てみましょう!

  • 主語の名詞を説明するパターン

    The office (where we will hold the meeting) is on the fifth floor.
    (会議を開催する)オフィス は 5 階にあります
  • 目的語の名詞を説明するパターン

    We investigated the reason (why sales dropped in the past few months).
    私たちは(ここ数か月で売り上げが落ちた) 理由 を調査した
  • 補語の名詞を説明するパターン

    Our concern is the reason (why the cost has increased).
    私たちの懸念は、(コストが増加した)理由です。


いかがでしょうか?

ここまで形容詞句・形容詞節はすべて紹介しましたが、
いずれも「名詞 → 形容詞句・形容詞節」の語順であることが
分かったかと思います。


セータ君
セータ君

よく分かったよ!英文が複雑になる仕組みが分かってきたし、だんだん文構造がハッキリ見えてきたかも!


こちらもまとめてみましょう。

関係副詞
  • 名詞の後ろに置いて詳しく説明する
  • 関係副詞で説明されている名詞を先行詞という
  • 名詞(先行詞)→ 関係副詞
  • 節の中に、主語と動詞が両方とも含まれている




おわりに

今回は、「形容詞句」と「形容詞節」について
詳しく見ていきました。


英文がどうやって複雑になっていくのか、
その仕組みは理解できましたか?

使っている英文法は違えど、
語順が共通しているというのは意外だったのではないでしょうか。

最後に復習としてもう一度
形容詞句と形容詞節について確認していきましょう。

特徴 形容詞 形容詞句 形容詞節
位置 名詞の前 名詞の後 名詞の後
主語・動詞 なし なし・動詞のみ 両方
英文法 ・単一の形容詞
・ 1 語の分詞
・ to 不定詞(形容詞的用法)
・分詞(2 語以上)
・前置詞句(前置詞 + 名詞)
・関係代名詞(what 以外)
・関係副詞

 


形容詞句・形容詞節のまとめ
  • 名詞の後ろに置いて詳しく説明する(名詞 → 形容詞句 ・形容詞節の順番)

形容詞句の場合

  • 名詞 → to 不定詞(形容詞的用法)
  • 名詞 → 2 語以上の分詞
  • 名詞 → 形容詞として使う前置詞句(前置詞 + 名詞)

形容詞節の場合

  • 名詞 → 関係代名詞(what 以外)
  • 名詞 → 関係副詞
  • 形容詞句の中は、主語と動詞が両方とも含まれてない、もしくは動詞のみ
  • 形容詞節の中は、主語と動詞が両方とも含まれている
  • 名詞であれば、主語・目的語・補語関係なく付けることができる(複数箇所も可)
  • 名詞を説明すればするほど後ろに伸びていき、英文が長く複雑になる



形容詞句・形容詞節の特徴は日本語にはないので、
慣れるまで時間がかかるかもしれません。

ですが、英語をより細かく理解する上では
非常に重要な要素です。

これらの考え方をマスターすることで、
英文の読解力がさらに向上することでしょう。

今後も英文法の各構文をしっかりと学習して、
より理解を深めていきましょうね!

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それでは、今回はここまで!
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