副詞の「副」っていったい何だろう?
Hello everyone!
ご覧いただきありがとうございます。
TOEIC 実験記の Delph (デルフ) です!!
今回は「副詞」をテーマにして
いろいろと実験していこうと思います。
副詞は品詞のひとつですが、
英語だけでなく私たちの日常でもよく使われます。
ただ、名前からは少し想像しにくく
副詞ってよく聞くけど、どういうのだっけ…?
というのは割とありませんか?
そんな副詞の基本を
今一度整理してみたいと思います。
この記事を見ると
次のようなことが分かるようになります。
- 「副詞」とは何か
- 「副詞」の基本的な性質
- 「副詞」にはどんなものがあるのか
是非とも最後までご覧くださいね!
それでは始めていきましょう!
Now let’s start!
副詞は修飾語のひとつ
まず、「副詞」はどんなものだったか
確認していきましょう!
「副詞」は修飾語のひとつで
名詞以外を説明する役割があります。
「早く走る」の「早く」
「とても遠い」の「とても」
が副詞にあたります。
「走る」といっても、どんな様子で「走る」のか
「遠い」といっても、どのくらい「遠い」のか
名詞以外の言葉について詳しく説明していますね。
その他にも
時間だったり、場所だったり、方法だったり
様々な説明の方法あります。
「副詞」は名詞以外を説明する品詞なんだね!
ここで良く比較されるのが「形容詞」ですが、
形容詞と副詞の違いを簡単に表にまとめてみましょう。
形容詞 | 副詞 | |
---|---|---|
文の役割 | 名詞を説明 | 名詞以外を説明 |
位置 | 名詞の前 連結動詞の後(SVC) 目的語の後 (SVOC) |
動詞の前後 形容詞の前 他の副詞の前 文頭(, 付きで文全体を修飾) |
いろいろとルールはありますが、
形容詞は名詞、副詞は名詞以外を説明する
ということだけは頭に入れておきましょう!
なくても文は成立する
副詞は特になくても文が成立します。
例文で確認してみましょう
The store opens at 10:00. (そのお店は 10 時に開店する)
ここでの open は「(お店が)開く」という自動詞です。
at 10:00 は「10 時に」という副詞のカタマリなので
これがなくても文としては成り立ちます。
The store opens. (そのお店が開店する) だけだと情報としては物足りないけど、文章としてはおかしくないから大丈夫だね!
そうですね!
その最低限の文から、いつ開店するのかを
at 10:00 (10時に) で付け加えて詳しく説明しています。
副詞の修飾の種類
次に、副詞における修飾の仕方は
どんなものがあるのか見てみましょう。
とはいえ、かなり多彩なので
一概にこれといったものはありません。
キッチリというまでにはいきませんが、
大まかに下の表のように分けられると思います。
副詞の種類 | 構成 | 原則的に置かれる位置 |
---|---|---|
時間 | today, now, recently, then など | 文の後ろ |
場所・移動 | above/below, abroad, here/there, up/down など | 文の後ろ |
頻度 | often, always, sometimes, annually など | be 動詞の後ろ、一般動詞の前 |
態度 | actually, unfortunately, personally など | 文頭(コンマ付) |
状態 | well, quickly, slowly, right, suddenly など | 動詞の前後 (単語による) |
程度 | enough, just, really, more など | 形容詞や動詞の前 |
因果 | since, therefore, consequently など | 文頭(コンマ付) |
こうしてみてみると、
「いつ」「どこで」「どんな」「どのくらい」「なぜ」
にあたる語が副詞になりそうですね!
副詞は何も一語だけでなく
in the morning や at 10:00 のように
「カタマリ」で副詞の役割をするものもあります。
カタマリで副詞の役割をするものと言えば、 to 不定詞の副詞的用法とか分詞構文とか時・条件を表す副詞節もあったような気がするけど…?
そうですね!
それも副詞の役割をしますが、
それらにつきましては別の記事で紹介しようと思います。
なぜ「副」の漢字なのか?
そういえば、なんで「副詞」って名前がついたのかな?
確かに、ごもっともな疑問かと思います。
「形容詞」であれば、漢字から推測して
「何か形作るためのものなのかな?」と
なんとなく想像はできそうですが
「副詞」は漢字から推測するのは難しそうです。
まずは「副」の漢字の意味を調べてみましょう。
①そう。そえる。たすける。「副業」「副将」 ②つけ加える。つけたし。「副賞」「副葬」 ③ともなう。「副因」「副作用」 ④ひかえ。うつし。「副本」「正副」 [対]①②④正
goo 辞書
ここでは ①,② の意味が合いそうですね。
ちなみに「詞」には、
「言葉」という意味があるそうです。
これらを合わせると
「そえる言葉」「付け加える言葉」
という意味になりそうですね。
英語で副詞は adverb と言いますが、
英語ではどう説明されているのか
英英辞典で調べてみると次のようになります。
a word that describes or gives more information about a verb, adjective, adverb, or phrase:
Cambridge Dictionary
「動詞、形容詞、副詞、もしくは節についてさらなる情報を描写したり与えたりする言葉」って書いてあるね!
だいたい同じような感じの意味になりました!
言葉を添えるという意味では同じのようですね!
「副」という漢字は「副える」とも書けるので、
「副える」「詞」で「副詞」
というのはあながち間違いではなさそうです。
おわりに
今回は「副詞」について
簡単に見ていきました。
文の構成においては副詞がなくても成立するので、
一見重要ではなさそうに見えます。
しかしながら、副詞がないと
表現の仕方が限られてしまいます。
英語はもちろんですが、日本語でも同じことであるのは
容易に想像がつくのではないでしょうか?
また、Part 5 ・6 では 副詞を選ばせる品詞問題や
副詞の語彙問題も出題されるので
案外見落とせない部分でもあります。
同じ修飾の役割を持つ形容詞との違いも併せて
副詞をしっかりと抑えておきましょう!
品詞問題で副詞をどうやって選ぶのかを書いた記事があるよ! 併せて読んでみてね!
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