英語に登場する「格」っていったい何だろう?
Hello everyone!
ご覧いただきありがとうございます。
TOEIC 実験記の Delph (デルフ) です!!
今回は「格」をテーマにして
いろいろと実験していこうと思います。
え?「格」ってなに? そんなの習ったかな…?
それでは、
主格、所有格、目的格
というとどうでしょうか?
あ! それなら聞いたことがあるよ! 確か、関係代名詞のところで登場してたっけ。その「格」が今回の実験テーマなんだね!
そうですね!
もう一つ付け足すとするなら
I, my, me や you, your ,you
といった
代名詞の活用も「格」に関係しています。
そんな「格」ですが、いったいどんな役割があるのか
少し掘り下げていきたいと思います。
それでは始めていきましょう!
Now let’s start!
日本語にも「格」がある!
早速、英語の「格」…と行きたいところですが、
このままだとピンと来ないことが多いと思いますので、
まずは日本語から行きたいと思います。
その「格」を理解するのにピッタリな日本語の品詞があって、
それが「助詞」というものです。
「私は」の「は」であれば、主語の役割をしたり
「君の」の「の」であれば、所有物を表したりと
助詞を付けると文の要素の役割を付けることが出来ます。
助詞にはいくつか種類があるのですが、
その中でも文の要素の役割を付けられる助詞が
「格助詞」と呼ばれるものです。
へぇ~! 日本語にも「格」っていうのがあるんだね!
格助詞にも様々な意味がありますが、
その中から、英語に関係する 5 つの格助詞を
紹介していきたいと思います。
表で見た方が早いと思いますので、
早速見てみましょう!
格助詞 | 役割 | 英語の格 |
---|---|---|
は / が | 主語を表す | 主格 |
の | 所有・所属を表す | 所有格 |
に | 与えられる相手を表す | 目的格 |
を | 対象を表す |
このように見ていくと、
英語の格の名前は割と単純だと分かります。
主語を表す格だから主格。
所有を表す格だから所有格。
そして、「に」と「を」は
いずれも英語では目的語にあたるので
目的語を表す格で目的格。
といった感じでしょうか。
言われてみれば当たり前のことだけど、こういうことだったんだ!
ちなみに昔の英語は、
「に」にあたる格を 与格、「を」にあたる格を 対格
なんて呼んでいたそうです。
代名詞の格変化
意外にも TOEIC の Part 5・6 でも
こういった問題が割と少なくありません。
比較的苦労はせずに得点できるところだからこそ
確実に抑えておきたいところなので、
ここで確認していきましょう。
単複 | 代名詞 | 主格 (~は 、~が) |
所有格 (~の) |
目的格 (~に、~を) |
---|---|---|---|---|
単数 | 私 | I | my | me |
あなた | you | your | you | |
彼 | he | his | him | |
彼女 | she | her | her | |
それ | it | its | it | |
複数 | 私たち | we | our | us |
あなたたち | you | your | you | |
彼ら/それら | they | their | them | |
名詞 | 名詞 | 名詞 | 名詞’s (複:名詞s’ ) | 名詞 |
名詞はどの形も一緒なので一見変化していなさそうですが、
実は格変化が起きているというのは
結構意外だったのではないでしょうか?
名詞の格変化は、it や you と同じような感じだと思えば分かりやすいかも!
関係代名詞の格変化
格変化でもう一つ登場する文法といえば
関係代名詞だと思います。
こちらも確認していきましょう!
先行詞 | 主格 |
所有格 |
目的格 |
---|---|---|---|
人 | who | whose | who / whom |
人以外 | which | whose | which |
全て | that | – | that |
先行詞とそれに対応する格によって
使う関係代名詞が違ってきます。
これから説明しようとしている先行詞はどれで、
繋げようとしている文の先行詞の格はどれなのか
これらを意識すれば
関係代名詞が分かるようになってきますので
繰り返し練習して出来るようになっていきましょう!
たしか、 目的格は省略ができるんだったよね~。
関係代名詞に関して詳しく知りたいと思いましたら、
すぐ下の「あわせて読みたい」をご覧ください。
おわりに
今回は「格」について少し掘り下げていきました。
一見地味な印象の「格」ですが、
日本語の「助詞」みたいなものであるというのは
意外だったかもしれません。
また、日本語にも「格」というものがあって
そういう助詞があったのを初めて知った
という方もいるのではないでしょうか。
格は代名詞、関係代名詞以外にも、
文型を考えるときに一役買ってくれます。
詳しくは、「文型」ってそもそも何だろう? 5 文型を深く理解するコツ
の記事に書きましたので併せてご覧ください
それでは、今回はここまで!
See you next time !
Bye-bye!
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