使役動詞ってどんな構造だったかな?
Hello everyone!
ご覧いただきありがとうございます。
TOEIC 実験記の Delph (デルフ) です!!
今回は「使役動詞」をテーマにして
いろいろと実験していこうと思います。
使役動詞って、 let とか make があったような気がするけど…?
そうですね!
使役動詞の文構造はやや特殊な形をしているので、
他の文法と比べると少し戸惑うところかと思います。
しかしながら、TOEIC でも聞いたり目にしたりしますし
問われるところでもありますので、しっかりおさえておきましょう。
この記事を見ると
次のようなことが分かるようになります。
- おさえておきたい使役動詞の基本事項
- 文型からアプローチした使役動詞の文構造
- C を取れる原形不定詞以外のもの
- 使役動詞のように使えるそのほかの動詞
是非とも最後までご覧くださいね!
それでは始めていきましょう!
Now let’s start!
使役動詞の基本
まず、使役動詞の「使役」とはどういう意味か
確認していきたいと思います。
使役は、ある行為を他人に行わせることを表す言い方で、
「誰かに何かをさせる」というのが基本的な意味になります。
そして、基本となる文構造は
使役動詞 + 目的語(O)+ 原形不定詞 (V)
です。
「原形不定詞」とは言いますが、
to 不定詞から to が見えなくなって
「外見上原形に見えるもの」
と考えれば問題ありません。
まずは、この基本的な意味と構文を
頭に入れておきましょう!
これを踏まえたうえで、
使役動詞はどんなものがあるのか
見ていきたいと思います。
基本的な使役動詞
まずは、よく使われる使役動詞を
確認していきたいと思います。
動詞 | 意味 |
---|---|
make | (強制的に)~させる |
have | (当然のことを)してもらう |
let | (自由に)~させる、~するのを許す |
使役動詞といえば、この 3 つだね!
例文で確認してみましょう。
Let me check the schedule.
(スケジュールを確認させてください)
TOEIC のリスニングで聞くフレーズを
持ってきました。
let という使役動詞がありますね!
そして、その後の文構造に注目してみると
me (目的語)、check (原形不定詞)の順に
並んでいます。
check は、本来であれば不定詞の
to check の方が文の構造的に合っているのですが
使役動詞の場合は to を付けないで、
単に check という形になります。
使役動詞の文構造は、普段とはちょっと違うんだね!
使役動詞は第五文型をとる
使役動詞の構文は、「文型」という観点から見ると
第 5 文型(SVOC) をとっているのが分かります。
ask O to do (O に ~ するように頼む) や
want O to do (O に ~ してほしい)
のような構文と同じ感じになりますね。
それってどういうこと?
それでは順番に説明していきますね!
まずは先ほど挙げた、
ask O to do (O に ~ するように頼む) や
want O to do (O に ~ してほしい)
の構文から見ていきましょう。
これも SVOC の文型で、
C が to 不定詞の名詞的用法に代わったもの
と思えば問題ありません。
「O に~する」「O に~してほしい」
と訳があるように、
動作をするのは目的語のほうです。
目的語 (O) がする (to do) ので
O と to do の間に主述関係が成り立ちます。
したがって、これらの構文は
SVOC の第五文型です。
この構文は、「O がする」っていうのがポイントなのかな?
そうですね!
使役動詞でもこの考え方が当てはまりますので、
これを踏まえて確認してみましょう。
「使役」という意味をおさらいすると、
「ある行為を他人に行わせること」でした 。
それでは、その「ある行為」を
行っている動作主は誰でしょうか?
「他人」になるのかな?
そうですね!
そして、その「ある行為」が原形不定詞にあたり、
その動作主は目的語にあたります。
つまり、
「目的語(O)がする(原形不定詞)」
というわけです。
あ! さっきの ask O to do 、want O to do と同じような感じになった!
そうですね!
これも同様に
O と 原形不定詞(do)の間に
主述関係が成り立つので
使役動詞の構文は、
SVOC の第五文型ということが分かります。
C を取れるのは原形不定詞だけじゃない!
ここまでは、基本構造として
使役動詞 + 目的語(O)+ 原形不定詞 (V)
を見てきました。
しかしながら、 C を取れるものは
原形不定詞だけではありません。
他にも 現在分詞と過去分詞があり、
使役動詞ごとに使えるものと使えないものがあります。
さらに、使役動詞を受動態の形にしたいとき
to を復活させて、不定詞にする必要があります。
う~ん…。ややこしいね…。
たしかにややこしいので、
表にしてまとめてみました。
使役動詞 | 原形不定詞 | 不定詞 | 現在分詞 | 過去分詞 |
---|---|---|---|---|
make | 〇 | 〇(受動態) | × | 〇 |
have | 〇 | × | 〇 | 〇 |
let | 〇 | × ※ | × | × |
※ let を受動態にするときは let を allow に変えて be allowed to の形にすれば可
例文を見てみましょう。
I had my computer repaired
(私は自分のコンピュータを修理してもらった)
少し難しそうに見えますが、
使役動詞は SVOC の文型を取る
ということを意識しながら見てください。
O と C には主述関係が成り立っているから、「私のコンピュータ」が「修理された」っていうことになるのかな?
そうですね!
分詞が C になっている場合、
目的語の態(する側かされる側か)を
考える必要があります。
いろいろややこしいルールがある使役動詞ですが、
C を取るのは原形不定詞だけではないということは
頭に入れておいてください。
その他の使役動詞
基本的な使役動詞は make, have, let ですが、
他には get, help も使役動詞になることがあります。
ただし、こちらは少し特殊な使役動詞です。
それぞれ見ていきましょう。
get
get の使役動詞としての意味は
「(説得やお願いをして)~してもらう」
です。
こちらは、原形不定詞に C を取れないが
不定詞なら取れるという
使役動詞らしからぬ特徴を持っています。
また、C には分詞も取ることが出来ます。
help
help は使役動詞にすると「(手助けして)~させる」
という意味になります。
こちらは、C にとれるものとして
原形不定詞、不定詞両方ともOK
という特殊な特徴をしています。
また、get や have のように
分詞を C に取ることが出来ないので
注意が必要です。
おわりに
今回は「使役動詞」について見ていきました。
普段の文構造では見られない特殊な形をしていますし
TOEIC でも出題されているのが割とあるので
しっかりとおさえておきましょう!
今まで紹介した使役動詞を表にしてまとめましたので、
最後に確認してみたいと思います。
使役動詞 | 原形不定詞 | 不定詞 | 現在分詞 | 過去分詞 |
---|---|---|---|---|
make | 〇 | 〇(受動態) | × | 〇 |
have | 〇 | × | 〇 | 〇 |
let | 〇 | × ※ | × | × |
get | × | 〇 | 〇 | 〇 |
help | 〇 | 〇 | × | × |
※ let を受動態にするときは let を allow に変えて be allowed to の形にすれば可
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