more と less がいっぱい登場するよ!
Hello everyone!
ご覧いただきありがとうございます。
TOEIC 実験記の Delph (デルフ) です!!
今回は「比較」をテーマにして
いろいろと実験していこうと思います。
確か、as とか -er, -est みたいなものを使うんだよね?
そうですね!
長い単語の場合は
more, most を付け加えたり
better, best や worse, worst みたいに
不規則な変化をするものもあります。
英語では、これらを駆使しながら
次の 3 つの方法で比較を表現します。
- A と同じくらい … だ
- A より … だ
- A の中で一番 … だ
今回の記事では、比較シリーズ第 9 回として
優劣比較の慣用表現(パート 3)を見ていきます。
この記事を見ると
次のようなことが分かるようになります。
- 今回の記事で多く登場する、数量の比較級と最上級
- 優劣比較を使った慣用表現(その 3)
是非とも最後までご覧くださいね!
また、比較はシリーズとして投稿しておりますので
チェックしてみたい方は下のボタンから飛ぶことができます
それでは始めていきましょう!
Now let’s start!
「数量」の比較級と最上級
早速紹介していきたいところですが、
これから紹介する優劣比較の慣用表現は
数量の比較級が多く登場します。
ですので、ここでいま一度
「数量」の比較級と最上級を確認しておきましょう。
数量の比較級と最上級ってどんなのがあったっけ?
以下の表のようになっています。
多少 | 数量 | 原級 | 比較級 | 最上級 |
---|---|---|---|---|
多い | 可算名詞 | many | more | most |
不可算名詞 | much | |||
少ない | 可算名詞 | few | fewer | fewest |
不可算名詞 | little | less | least |
確かにそういうのあったね!思い出してきたよ!
何回かは登場していると思いますが、
今回紹介する比較級の慣用表現は、
more と less が多く登場してきます。
また、 no と not も多く登場しますので
使い方を詳しく知りたい方は、
まとめて覚えよう! 優劣比較を使った慣用表現 Part 2
を併せてご覧ください。
簡単に確認すると、 比較級の前に not を置くと「差が逆転」して、 no を置くと「差がゼロ」になるよ!
これらを踏まえたうえで、
紹介していこうと思います。
no more than …
no more than … は「…だけ」「…しか」という意味の慣用表現で、
only と書き換えることが出来ます。
あれ? それって前回の「クジラ構文」で紹介しなかった?別の意味があるの?
「クジラ構文」は、 no more ~ than … と、
more と than が「離れている」構文です。
今回紹介するのは、 no more than と
more と than が「くっついている」パターンですね。
くっついているか離れているかの違いだけですが、
意味は全く異なります。
ホントだ! よく見ると確かにそうだね。 混同しないように気をつけなきゃ…!
例文を見てみましょう!
I have no more than 10,000 yen.
(私は 一万円しか持っていない)
この辺りは前回紹介した
クジラ構文と同じような感じでできちゃいます。
no more なので 「否定」のニュアンスがありますが、
ここでの more は 「より多くの」という意味にすると
分かりやすくなるかと思います。
直訳すると
より多く(more) のお金を持っているという事は全くなく(no)、むしろ少ない。
その少ないという気持ちがどのくらいかというと 10000 円と同じくらいだ。
ということで、
「一万円しか持っていない」と
ネガティブな感じの捉え方をします。
また、この no more than … には
「単なる…に過ぎない」という意味もありますので、
余裕があれば頭に入れておきましょう。
It is no more than a rumor.
(それは単なるうわさに過ぎない)
no less than …
no less than… は「…も(多くの)」という意味の慣用表現で、
as many [much] as と書き換えることが出来ます。
この as many[much] as の as ~ as ってもしかして強調?
そうですね!
強調の as ~ as に関しては、
まとめて覚えよう! 同等比較を使った慣用表現
に書きましたので、併せてご覧ください。
例文を見てみましょう。
I have no less than 10,000 yen.
(私は 一万円も持っている)
先ほどの例文の more を less に変えただけです。
今度は no less なので「肯定」の意味になりますが、
ここの less は「より少ない」とした方がいいでしょう。
直訳すると
より少ない (less) お金を持っているという事は全くなく (no)、むしろ多い。
その多いという気持ちがどのくらいかというと 10000 円と同じくらいだ。
ということで、
「一万円も持っている」と
ポジティブな感じの捉え方をします。
not more than…
not more than…は「多くても…」という意味の慣用表現で、
at most と書き換えることが出来ます。
no を not に変えただけなのに、また違う意味になったよ!
これも例文で確認していきましょう!
I have not more than 10,000 yen.
(私は多くても一万円しか持っていない)
直訳すると、「1 万円を超える金額は持っていない」
という感じになりますね。
これでも意味が十分通じるとは思いますが、
これを不等号で表してみましょう。
more than 10,000 yen という事は
一万円を超えるという事なので、
これを不等号で表すと
持っている金額 > 1 万円
になりますね。
これを not で否定すると
持っている金額 ≦ 1 万円
という事になります。
あっ!これって、as ~ as と not as ~ as の感じにソックリ!
確かにその通りですね!
そのあたりに関しては
全く同じじゃない!? 同等比較で気を付けるべきポイント
を併せてご覧ください。
not less than…
not less than… は
「少なくとも…」という意味の慣用表現で、
at least と書き換えることが出来ます。
これは not more than と反対の意味と思っておけばいいのかな?
そうですね!
これも例文で確認していきましょう
I have not less than 10,000 yen.
(私は少なくとも一万円持っている)
直訳すると、「1 万円を下回る金額は持っていない」
という感じになりますね。
これも不等号で表してみましょう。
less than であれば
持っている金額 < 1 万円
になりますね。
これを not で否定すると
持っている金額 ≧ 1 万円
という事になります。
こうやって意味を別々に紹介してきましたが、
no more than を not more than 「多くても」の意味で、
no less than を not less than 「少なくとも」の意味で
使われることがあるようです。
もし、 no more than や no less than の意味だとおかしいなと思ったら
「多くても」「少なくとも」の意味も疑ってみてください。
more or less
more or less は 「多かれ少なかれ」「多少の差はあれど」
「大体・約」という意味の慣用表現です。
直訳すると
「より多いかより少ない」
という事になります。
割とそのままな感じの意味になるね!
そうですね!
「多いか少ないか」の曖昧さから、
「約」や「大体」の意味になるのも
割と納得するのではないでしょうか。
This copier is more or less as expensive as the previous one.
(このコピー機は以前のものと大体同じくらいの値段だ)
おわりに
今回は「比較」の第 9 弾として
more と less を含んだ数量比較の慣用表現を見ていきました。
more と less は意外と多彩な働きをします。
数量表現での more , less は形容詞になりますが、
more important や less often のような
普通の比較級で使う場合は副詞になります。
こんな感じで結構ややこしいところがありますが、
よく登場するところでもあります。
しっかりとおさえて
正確に意味を理解できるようにしてくださいね!
「勉強になった!」
「役に立った!」
「疑問が解決してスッキリした!」 …etc
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それでは、今回はここまで!
See you next time !
Bye-bye!
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