接続副詞って、接続詞?副詞?どっちなの?
Hello everyone!
ご覧いただきありがとうございます。
TOEIC 実験記の Delph (デルフ) です!!
今回は「接続副詞」をテーマにして
いろいろと実験していこうと思います。
接続副詞は、Part 5 というより
Part 6 の文挿入問題で割とよく見かけるイメージです。
そういえば思ったんだけど、接続副詞って接続詞なの? それとも副詞?
たしかに名前が紛らわしいですよね。
副詞の中には文を繋げるものがありますので、
その役割から接続詞のようにも見えます。
しかしながら、
接続詞とは少し違った特徴があります。
接続詞とは違った特徴にはどんなものがあるのか
整理しながら見ていきたいと思います。
この記事を見ると
次のようなことが分かるようになります。
- 「接続副詞」とは何か
- 「接続副詞」は「接続詞」とどう違うのか
- 接続副詞の種類(順当、逆接、例示など)
是非とも最後までご覧くださいね!
それでは始めていきましょう!
Now let’s start!
接続副詞とは?
まず、接続副詞とはいったいどんな品詞なのか
見ていきましょう。
簡単に言ってしまうと、
接続副詞は文と文を結びつける品詞です。
あれ? それって、接続詞でもできるんじゃなかったっけ?
たしかにそうですね。
文と文をつなぐことができるのは、
「接続副詞」だけでなく「接続詞」でもできます。
また、使い方も似ているので
同じだと思って混同してしまいがちですが、
使い方が若干異なります。
では、この二つの間には
どういう違いがあるのでしょうか?
接続副詞で注意すること
接続副詞には、接続詞のようには使えないパターンが
いくつかありますので、それらを見ていきましょう。
語同士・句同士には使えない
接続詞は語同士・句同士をつなげる
「等位接続詞」というのがありますが、
接続副詞にはそういう使い方ができません。
接続副詞でつなげられるのは「文同士のみ」
と覚えておきましょう!
文の前で一回区切る
接続副詞は、文の前で一回区切る必要があります。
接続副詞を使うときは、前の文をピリオドできっちり区切らないといけないんだね~。
そうですね!
ピリオドはもちろんですが
ほかにもセミコロン(;)でも可能です。
よって、接続副詞を使った基本的な文は
次のような形になります。
- 前の文. 接続副詞, 後の文.
- 前の文; 接続副詞, 後の文.
カンマでつなげる場合はないの?
その場合は、次のような感じで
接続副詞の前に接続詞を置く必要があります。
- 前の文, 接続詞 + 接続副詞, 後の文.
例 ) and then, and so
接続副詞の位置
接続副詞を使うには
前文をピリオドかセミコロンで
一回区切ってからというのが原則でしたが
次のように、後の文の SV 間に
挿入的に入れるパターンもあります。
- SV. S,接続副詞,V.
このパターンはチラホラ見かけるね!
この場合は、前後をカンマ(,)にしてくださいね!
接続副詞の種類
接続副詞は、Part 3・4・6・7 では
たびたび聞いたり見たりする品詞です。
文の前後をつなぐという重要な役割がありますので、
ここでしっかり押さえておきましょう!
連結
前後の文を連結し、
話の流れをそのまま前に進める役割を持ちます。
役割 | 接続副詞 | 意味 |
---|---|---|
累加 | besides, also, moreover, furthermore | そのうえ、さらに |
順行 | (and) then | それから |
対比 | meanwhile, on the other hand | 一方 |
反意・対立
前文と相反する内容を後文に置き、
逆行する流れを作り出す役割があります。
役割 | 接続副詞 | 意味 |
---|---|---|
逆接 | however, still, yet | しかしながら、それでもなお |
不当 | nevertheless, nontheless | それにもかかわらず |
不当の接続副詞は、前の文の内容から予想される結果とは違って、それと相反する内容に対して使われる接続詞だよ!
選択
「A か B か」という選択の役割があります
役割 | 接続副詞 | 意味 |
---|---|---|
選択 | (or) else , otherwise | そうでなければ |
「A か B」みたいな 「or」 のようなイメージだったけど、選択の接続副詞は思ってたのとは違うんだね!
原因・結果
「だから」「それゆえ」のように
前文が原因や理由の内容のとき、その後順当な結果を続けるために
使われます。
役割 | 接続副詞 | 意味 |
---|---|---|
順接 | so | だから |
順接 | therefore,hence,consequently, accordingly, thus | それゆえ(堅い表現) |
付加説明
「すなわち」や「たとえば」のように、
言い換えたり追加で説明をしたい場合に使われます。
役割 | 接続副詞 | 意味 |
---|---|---|
言い換え | that is (to say), namely | すなわち |
例示 | for instance, for example | 例えば |
比較 | rather, instead | それよりもむしろ |
おわりに
今回は「接続副詞」について
少し深く見ていきました。
接続詞と似ている部分はありますが、
気を付けるべきところが結構あるので
見落としていた部分はあったのではないでしょうか?
接続副詞は頻出というほどではないですが、
文の流れをつなぐという非常に重要な役割を持っています。
しかも、リスニングやリーディングには
割と聞いたり見たりするので意外と侮れません。
しっかりと覚えて、
文の流れを正しく捉えられるようにしてくださいね!
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それでは、今回はここまで!
See you next time !
Bye-bye!
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