未来進行形は普通の未来形とどう違うの?
Hello everyone!
ご覧いただきありがとうございます。
TOEIC 実験記の Delph (デルフ) です!!
今回は「未来進行形」をテーマに、
いろいろ実験していこうと思います。
「未来進行形」?それって「未来形」とか「他の未来表現」とはどう違うの?
未来進行形を学んでいると、
今のような感じで、「他の未来表現との違いが分からない」と
悩むケースが多いのではないでしょうか。
そこで今回は、そういった混同しがちな「未来進行形」について
総整理していきたいと思います。
この記事を見ると
次のようなことが分かるようになります。
- 未来進行形とは何か
- 未来進行形の基本的な作り方
- 未来進行形の基本イメージと 3 つの用法
- 未来進行形と他の未来表現との違い
是非とも最後までご覧になって
未来進行形の基本をマスターしていってくださいね!
それでは始めていきましょう!
Now let’s start!
未来進行形とは? 基本的な定義と作り方
まず、「未来進行形」とはどんな文法なのでしょうか?
その基本的な定義と作り方を紹介していきます。
未来進行形は、英語の文法でよく使われる時制の一つで、
「未来のある時点で進行中のアクションや状況」
を表現するのに使用されます。
つまり、「このときこんなことが進行されているだろう」って表現するのが未来進行形?
そんな感じで合っています!
そして、未来進行形の文法的な文法構造は
以下のようになります。
- 肯定文 : will be + 現在分詞(動詞の -ing 形)
- 否定文 : will not be + 現在分詞
- 疑問文 : Will 主語 be + 現在分詞 ?
そして、この未来進行形は tomorrow や next week といった
「未来のある地点」を示す表現を伴うことが多いです。
例文で、どのような感じで使われているのか
イメージをつけていきましょう。
- 肯定文
The employees will be attending a workshop at 10 a.m. tomorrow.
(従業員は明日の午前 10 時にワークショップに参加しているだろう)
- 否定文
The employees will not be attending a workshop at 10 a.m. tomorrow.
(従業員は明日の午前 10 時にワークショップに参加していないだろう)
- 疑問文
Will the employees be attending a workshop at 10 a.m. tomorrow ?
(従業員は明日の午前 10 時にワークショップに参加していますか?)
なるほど! 未来進行形はこんな風に使われるんだね!大体イメージはついたよ!
未来進行形の使い方は? イメージと主な 3 つの用法
それでは、未来進行形は
どのように使われているのでしょうか?
そのイメージと、そこから発生する
主な 3 つの用法をご紹介していきます。
未来進行形のイメージ
未来進行形のイメージは、
「(未来の一時点で)~している(途中)だろう」
というのが基本です。
これが発展すると、「このままいけば~することになる」
といった順調に予測できる未来を表すこともできます。
「(未来の一時点で)~している(途中)だろう」と、「このままいけば~することになる」が未来進行形のイメージなんだね!
そうですね!
そして、これらのイメージから
主に次の 3 つの用法で未来進行形を使うことができます。
- 未来に進行している行為
- 自然な成り行き
- 丁寧に相手の予定を聞く
未来進行形の 3 つの主な用法
それでは、その使い方を
一つずつ見ていきましょう。
未来に進行している行為
基本イメージのままですが、
未来の特定の時点で進行している行為を表すために使用されます。
例文を見てみましょう。
- By this time next week, we will be flying to Tokyo for our business meeting.
(来週のこの時点では、私たちはビジネスミーティングのために東京に向かって飛行機に乗っている最中でしょう。)
- This time next year, I will be working for a new company in a different city.
(来年のこの時間には、別の都市の新しい会社で働いているでしょう。)
これは未来進行形のイメージそのままだから、比較的分かりやすいね!
そうですね!
未来進行形のイメージである、
「(未来の一時点で)~している(途中)だろう」
を頭に入れながら、例文を理解していきましょう!
自然な成り行き
未来進行形のイメージから発展したもので、
予定や計画が自然に進行することを表現する際にも使われます。
もうひとつのイメージの「このままいけば~することになる」が当てはまりそうだね!
例文を見てみましょう。
- We will be landing in New York in approximately 30 minutes.
(約 30 分後にニューヨークに着陸する予定です。)
- We will be having a meeting at 3 p.m. tomorrow.
(明日の午後 3 時に会議を開く予定です。)
単なる予定や計画のことを表しているだけでなく、
「このまま順調にいけば」
「アクシデント等が起こらない限り」
というニュアンスも含んでいるのがポイントです。
丁寧に相手の予定を聞く
「自然な成り行き」から発展したもので、
相手の予定や計画を丁寧に尋ねる際にも用いられます。
ニュアンスを汲み取って訳すと、
「このままの流れで行くと~することになりますか?」
といった感じになります。
例文を見てみましょう。
- Will you be joining the team meeting on Thursday?
(あなたは、火曜日にチームミーティングに参加する予定ですか?)
- Will they be attending the trade show next month?
(彼らは、来月見本市に参加する予定ですか?)
こう見てみると、will にある「意志」のニュアンスがないような気がするけど…?
確かにそうですね!
単に will のみの未来形にすると
相手に答えを迫るような感じを与えますが、
未来進行形はそういう意志の意味が打ち消されて
丁寧なニュアンスになります。
ここまでをまとめると、
次のようになります。
- 未来進行形(will be -ing)
- 「(未来の一時点で)~している(途中)だろう」
- 「このままいけば~することになる」
- 主な 3 つの用法
- 未来に進行している行為
(未来の一時点で)~している(途中)だろう - 自然な成り行き
このままいけば ~することになる - 丁寧に相手の予定を聞く
このままいけば ~することになりますか?
- 未来に進行している行為
未来進行形と他の未来表現の違い:比較と使い分け
未来進行形の他にも
未来の表現方法には様々な種類があります。
他の未来表現で使われるものには
いろいろなニュアンスがありますが
ここでは代表的な未来表現を比較して、
明確な違いに焦点を当てながら
それぞれ説明していきたいと思います。
未来進行形と will の違い
まずは、 will とどう違うのか見ていきたいと思います。
未来進行形と will の違いは以下のようになります。
- 予測
- 未来進行形: 不確かな未来の出来事を予測
- will: 比較的確実な未来の出来事を予測
※ あくまで「一般的な傾向」なので、文脈や使用者の意図によって異なる場合がある
- その場での決定(will のみ)
- (未来進行形: その場での決定の意味としては使われない)
- will: その場で即座に決定する場合に使われる
- 予定(未来進行形のみ)
- 未来進行形: 予定されたイベントについて話す場合に使われる。
- ( will: 予定の意味としては使われない)
- 進行中の行為(未来進行形のみ)
- 未来進行形: 未来の一時点における進行中の行為について話す場合に使われる。
- ( will: 進行中の行為の意味としては使われない)
- 依頼
- 未来進行形: 提案をするようなニュアンス (相手に自由に判断して行動を選択させる)
- will: 相手に具体的な行動を丁寧に求めるニュアンス
こうやって見てみると、
同じ未来表現が使えても微妙にニュアンスが違ったり、
用法によって使えるものと使えないものがあることが分かります。
未来進行形と be going to の違い
次に、未来進行形と be going to の違いについて
見ていきたいと思います。
両者の違いは次のようになります。
- 予測
- 未来進行形: 不確かな未来の出来事を予測
- be going to: 確実に起こる未来の出来事を予測
- 計画・予定
- 未来進行形: 決まった予定を思い出す際に使われることが多い。
- be going to: 既に計画が立てられている未来の行動について話す場合に使われる。
- 進行中の行為(未来進行形のみ)
- 未来進行形: 未来の一時点における進行中の未完了の行動について話す場合に使われる。
- (be going to : 進行中の行為としては使われない)
- 近い未来(be going to のみ)
- (未来進行形 : 近い未来としては使われない)
- be going to: 近い将来に起こるイベントや、始まったばかりのイベントを表現する場合に使われる。それらのイベントは確実に起こると考えられるため be going to が使われる
こちらも同様に、ニュアンスが違ったり、
用法によって使えるものと使えないものがあることが分かります。
未来進行形と現在進行形の違い
最後に未来進行形と、現在進行形の違いについて
見ていきたいと思います。
あれ?現在進行形って未来を表すんだっけ? 今している動作は表さないの?
確かに、現在進行形は進行中の動作を表しますが、
単にそれだけではありません。
「確実な予定」という未来の表現にも使うことがあります。
では、そのニュアンスと未来進行形とはどう違うのでしょうか?
それは次のようになります。
- 予定
- 未来進行形 :将来のある瞬間に何が起こるかを話すために使用される
- 現在進行形 :計画された予定や約束を表現するために使用される
未来進行形には、現在進行形にあるような
計画性というニュアンスがないという事が言えそうですね。
ひと通り見たけど、同じ未来表現が使えても微妙にニュアンスが違ったり、用法によって使えるものと使えないものがあるね!
そうですね!
このようにややこしい部分が多いことが分かります。
TOEIC ではこういった細かいものは出題されませんが、
リスニングやリーディングの長文に
未来進行形が登場することがあります。
違いが気になるというケースも多いかと思いますので、
繰り返し見て定着させていってください。
未来進行形における注意点: TOEIC 対策
未来進行形は、英語学習者にとって少し難しい時制の一つです。
ここでは、TOEIC の出題と絡めながら
未来進行形に関する注意点について説明します。
細かい違いは問われない
今まで見てきたように、
未来進行形と他の未来表現は微妙にニュアンスが異なったり
用法によっては使えないものもあります。
ですが、TOEIC では大学受験のような
細かいニュアンスまで問う問題はありません。
ですので、未来進行形については
3 つの主な用法である
未来に進行している行為 、自然な成り行き
丁寧に相手の予定を聞く
を覚えるだけで十分です。
TOEIC では
- 「(このままいけば) ~ することになる」
- 「(このままいけば) ~ することになりますか?」
のような自然な成り行きや
丁寧に予定を尋ねる用法でよく使われるので
乱暴に言ってしまえば
これだけ覚えても特に問題ないかと思います。
未来を表す語句に注目しよう
未来進行形に限らず、will や be going to のような文には
未来を表す語句が文中に伴うので、
これらの語句を見つけることで特定しやすくなります。
以下に、未来を表す典型的な語句をいくつか挙げます。
- tomorrow(明日)
- next week(来週)
- in an hour(1時間後)
- in a few days(数日後)
- by this time next year(来年の今頃までに)
これらの語句が文中に含まれている場合、
未来を表す表現が適切であることが多いです。
Part 5 にも時制を問われる問題がありますが、
選択肢の中の形はかなりはっきりとしています。
未来表現がしっかり頭に入っていて
未来を表す語句を見つけたら
すぐに正解できるというケースが多いので、
確実に正解しておきたいところですね。
まとめ
ここまでいろいろと「未来進行形」について
説明してきましたが、
今までのことを簡単にまとめましたので
振り返りとしてご活用ください。
- 未来進行形は、「will be -ing」 の形で表現することができる
- 未来進行形は主に、「未来に進行している行為」、 「自然な成り行き」、「丁寧に相手の予定を聞く」の 3 つの用法がある
- 他の未来表現と比較すると、微妙にニュアンスが違ったり、用法によって使えるものと使えないものがある
- TOEIC では細かいニュアンスまで出題されることはないが、「自然な成り行き」や「丁寧に相手の予定を聞く」用法で使われることがある
Q&A
最後に、未来進行形に関して Q & A を挙げていきます。
トグル式になっており、Q のところをクリックすると、
A が表示されます。
A1: 未来進行形は次のように作ります。
- 肯定文 : will be + 現在分詞(動詞の -ing 形)
- 否定文 : will not be + 現在分詞
- 疑問文 : Will 主語 be + 現在分詞 ?
A2: 未来進行形はおもに次の 3 つの用法で使われています。
- 未来に進行している行為
(未来の一時点で)~している(途中)だろう - 自然な成り行き
このままいけば ~することになる - 丁寧に相手の予定を聞く
このままいけば ~することになりますか?
A3:他の未来表現と比較すると、微妙にニュアンスが違ったり、用法によって使えるものと使えないものがあります。
くわしくは
未来進行形と他の未来表現の違い:比較と使い分け
をご覧ください。
(クリックをすると該当ページへ飛びます)
おわりに
今回は「未来進行形」について見ていきました。
未来進行形は、英語学習者にとって
やや難解な文法事項の 1 つです。
他の未来表現とのニュアンスが微妙に違ったり
用法によっては使えないものもあったりと
いろいろ混同しがちなところなので
しっかり整理しておきたいところです。
最後に、今までのことを
もう一度簡単にまとめてみましょう。
- 未来進行形は、「will be -ing」 の形で表現することができる
- 未来進行形は主に、「未来に進行している行為」、 「自然な成り行き」、「丁寧に相手の予定を聞く」の 3 つの用法がある
- 他の未来表現と比較すると、微妙にニュアンスが違ったり、用法によって使えるものと使えないものがある
- TOEIC では細かいニュアンスまで出題されることはないが、「自然な成り行き」や「丁寧に相手の予定を聞く」用法で使われることがある
以上のポイントを押さえて、
未来進行形の基本をマスターしましょうね!
「勉強になった!」
「役に立った!」
「疑問が解決してスッキリした!」 …etc
もし、この記事が気に入ったと感じましたら
下にあります「GOOD ボタン」を
押していただけるとありがたいです!
それでは、今回はここまで!
See you next time !
Bye-bye!
GOOD ボタンはこのすぐ下だよ!もちろん「この記事を見た」ということだけでも大歓迎!ぜひお気軽にポチっとしてね!
コメント