使い方に注意! 目的語に動名詞をとると受動の関係になる単語

動名詞

あれ?動名詞が目的語になると受け身の関係になるよ…?

Hello everyone!

ご覧いただきありがとうございます。
TOEIC 実験記の Delph (デルフ) です!!

今回は「動名詞」をテーマに、
いろいろ実験していこうと思います。


セータ君
セータ君

動名詞って、動詞の原形に ing をつけて「~すること」って意味になるよね!


そうですね!

また、動名詞は名前に「名詞」とありますので
主語や目的語、補語、前置詞の目的語になります


そんな動名詞ではありますが、

今回の記事では、
「目的語に動名詞をとると受動の関係になるもの」
二つのグループに分けて紹介したいと思います。


いつもの動名詞の用法で見てしまうと、
間違えて解釈してしまうものがありますので
しっかりおさえておきましょう。


この記事を見ると
次のようなことが分かるようになります。

  • 目的語に動名詞をとると受動な関係になる単語、およびその文法的な解釈の仕方



是非とも最後までご覧くださいね!


また、「動名詞に関するその他の記事を見たい!」という方は、
すぐ下のボタンで飛ぶことができますので
確認してみてください。


それでは始めていきましょう!
Now let’s start!

need Ving

まず一つ目のグループですが、

その代表して、need Ving
挙げていきたいと思います。

動詞の目的語として動名詞が続くパターンで
「V する必要がある」と訳します。


例文を見てみましょう。

This copier needs repairing.
(このコピー機は修理する必要がある)


need は目的語に「不定詞」と「動名詞」両方とることができ
どちらも同じような意味になります。


セータ君
セータ君

それじゃあ、start とか like みたいに同じ感覚で見ていいの?


実は、この need はそう単純にいかず、
若干使い方に気を付ける必要があります。

like や start などの場合、
次のような感じで不定詞と動名詞は
イコールの関係になっています。

  • like to do = like doing
  • start to do = start doing


一方、 need の場合
不定詞と動名詞の間で
次のような関係が成り立ちます。

  • need doing = need to be done(※ need to do ではない)


セータ君
セータ君

不定詞に書き換えると「受動」の関係になるんだね!



目的語の動名詞 (doing) には、
次のような「改善」を表す動詞を置くことが多いです。

  • do(~を行う)
  • repair, fix (修理する)
  • wash (洗濯する)
  • clean (きれいにする)


このタイプに分類される動詞は
need の他に want, require があります。

セータ君
セータ君

want doing, require doing も「受動」の関係になるんだね!


では、この特徴的な構文をする
need doing, want doing, require doing を
どう見ていけばいいのでしょうか?

もう少し深堀りしていきましょう。

タフ構文に似ている?


さきほどの例文をもう一度見てみましょう。

This copier needs repairing.
(このコピー機は修理する必要がある)



この例文は正しいのですが、
実は、「文の構造上」違和感を覚えるところがあります。


それはどこでしょうか?


セータ君
セータ君

うーん… どこって言われても、この例文って正しいんでしょ…?



ヒントは repairing です。
自動詞・他動詞 と聞くと察しが付くかもしれません。


セータ君
セータ君

あっ!! もしかして repair って他動詞!? そうだとすると、その後に続くはずの目的語がない!!


その通りです!

例文をよく見ると、
動名詞の後に続くはずの目的語がありません


This copier needs repairing ★.

★ にあるはずの目的語が欠落


それでは、その欠落した目的語は
どこに行ったのでしょうか?

それは、文の主語のところです。
例文でいうと this copier ですね。

セータ君
セータ君

あれ…? この感じ、どこか見た気がするよ?



なかなか鋭いですね!

  • 特定の動詞 (need, want, request) で見かける
  • 動名詞の目的語が文の主語になっている


この二つの特徴に似たものといえば
タフ構文です!

セータ君
セータ君

タフ構文! そうそう! なんか似ているものがあったなと思ったらそれだった!


タフ構文も

  • 特定の形容詞で見かける
  • to 不定詞の目的語が文の主語になっている


という、need Ving グループと似た特徴を持っていましたね!


タフ構文につきましては
まずはこれだけ!! タフ構文でおさえるべき 2 つの特徴とコツ


に記しましたので、確認してくださいね!

be worth Ving

二つ目は be worth Ving です。
こちらは「V する価値がある」と訳します。

例文をご覧ください。

This plan is worth considering.
(この計画は熟考する価値がある)


熟語として覚えているかもしれませんが、

実は先ほど紹介した
need Ving と同じような特徴を持っています。

セータ君
セータ君

ということは、これも「タフ構文」と同じような感じなの?



そうですね!

こちらも例文をよく見てみると
considering の後の目的語が欠落しており、
その目的語は文の主語になっています。

セータ君
セータ君

ホントだ!丸暗記で覚えてたけど、まさかこんなつながりがあったなんてビックリ!


worth が前置詞!?


worth の意味は何かと聞かれたとき

「価値【名】」もしくは「価値がある【形】」を
答えるかと思いますが、


実はこの worth には「前置詞」もある
という事はご存知でしょうか?

セータ君
セータ君

えっ!? worth が前置詞!?



ロングマン英英辞典で調べてみると
次のようなものがありました。

worth2 preposition [uncountable]

3 if it is worth doing something, or if something is worth doing, an advantage will be gained by doing it

If commission fees are cut any further, it simply won’t be worth doing business anymore.

worth | ロングマン現代英英辞典でのworthの意味 | LDOCE


セータ君
セータ君

ホントだ! worth が「前置詞」で使われているのってすごく意外!!



ただし、 worth が前置詞として使われるのは
この be worth doing しか見かけません。


「文法的に説明するとこうなる」
という事だけですので、


混乱する場合は、そのまま覚えてしまっても
特に問題はありません。

おわりに

今回は「動名詞で特殊な用法になる単語」
について見ていきました。

結構ややこしいですが、いずれも
「タフ構文」と似た感じになっているというのは
意外だったのではないでしょうか。

頻度はそれほど高くありませんが、
万が一出題されても対応できるように
頭の片隅に入れておいてください。

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それでは、今回はここまで!
See you next time !
Bye-bye!

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