疑問詞と関係詞ってソックリなだけあるかも!
Hello everyone!
ご覧いただきありがとうございます。
TOEIC 実験記の Delph (デルフ) です!!
今回は「疑問詞」について
いろいろ実験していこうと思います。
疑問詞って who とか how みたいな?
そうですね!
今回はそういった
疑問詞を使った疑問文の作り方を
確認していきたいと思います。
疑問詞は序盤から習いますしよく使うので、
ほぼ必ず登場します。
おそらく、見たことがないというのは
ほとんどないのではないでしょうか。
でも、疑問詞を使った疑問文の作り方?今更それをやるの?
確かにそう思うかもしれませんが、
「どうしてそんな形になるの?」と聞かれたとき
きちんと説明できるでしょうか?
説明できないとなると、
疑問詞の理解が「何となく」で止まっている
可能性があります。
また、疑問詞を使った疑問文の作り方は
意外にも関係詞にも応用できるので
この機会に、
しっかりと疑問詞を使った疑問文の作り方を
おさえておきましょう!
それでは始めていきましょう!
Now let’s start!
疑問詞の品詞
まずは、疑問詞の品詞を見ていこうと思います。
疑問詞の中でも、その文の働きによって
次の 3 つの品詞に分けることができます
- 疑問代名詞
- who,whom,whose,which,what
- 疑問形容詞
- whose,which,what
- 疑問副詞
- when,where,why,how
今回の記事では、
疑問詞と関係詞の関係に注目していくので
細かいところは割愛させていただきます。
この記事では 3 回のシリーズで紹介しており、
今回は第 2 弾として、疑問形容詞について
詳しく見ていきたいと思います。
その他の疑問詞と関係詞の関係シリーズの
疑問詞を使った疑問文の作り方が関係詞とソックリな件 疑問代名詞編
疑問詞を使った疑問文の作り方が関係詞とソックリな件 疑問副詞編
に関しましては、すぐ下のリンクからご覧ください
疑問形容詞
疑問詞の中でも、形容詞の働きをしているものが
疑問形容詞です。
疑問詞といえども「形容詞」なので、
他の形容詞と同じく名詞を修飾する働きがあります。
これも、疑問代名詞と同じように疑問詞だけを先頭に持っていくの?
確かにそう思いたくなるのですが
実は、そう単純にいかないんです…
疑問形容詞を使った疑問文の作り方は
疑問代名詞とは異なります。
これも見たほうが早いと思いますので、
例文を見てみましょう。
★疑問形容詞
What sports do you like?
(どんなスポーツが好きですか?)
比較対象:疑問代名詞
What do you like?
(何が好きですか?)
比較をするため、疑問代名詞も
例文として登場させました。
違いは What の後に sports が
続いているかいないかだけです。
疑問代名詞の方は、肯定文にすると You like X(聞かれているもの). になるよね!
そうですね!
ここまでは
疑問詞を使った疑問文の作り方が関係詞とソックリな件 疑問代名詞編
で説明しましたので、詳しく知りたい方はすぐ下のリンクからご覧ください
それでは、疑問形容詞の方はどうでしょうか?
ここでは聞かれているものを Y(~な) と置いてみましょう。
※形容詞なので「~な」としています
先ほどと同じ感覚でやろうとすると
Sports you like Y (~な). となりますが、
これでは文構造的におかしな文章になってしまいます。
えっ? どうして?
よく考えてみましょう。
この like は 他動詞なので、その次に目的語が続くはずなのですが
その肝心の目的語がありません。
しかも、聞かれている Y はもともと疑問形容詞なので、
Y は形容詞のはずです。
もし Y が形容詞なら、この文章の文型は SVC のはずなのですが
like にそんな文型があったでしょうか?
おそらくないと思います。
なるほど~!ということは、疑問形容詞を肯定文にするときは、疑問代名詞の感覚ではできないってことだね!
という事で、別のアプローチをする必要があります。
疑問形容詞の構造をうまく捉えるコツ
もう一度例文を見てみましょう。
★疑問形容詞
What sports do you like?
(どんなスポーツが好きですか?)
文をよく見てみると、
「疑問詞 + 名詞」という形になっています。
疑問形容詞ではこの形に注目するのがポイントです。
そういえば、疑問代名詞にはなかった構造だね!
疑問形容詞を肯定文にするときは、
疑問詞だけではなく
それにかかっている名詞もしくは名詞のカタマリを
巻き込んで移動させるのがコツです。
この文だと、What だけじゃなくて sports も巻き込んで What sports で移動させるってこと?
その通りです!
試しにそれで文の意味が通るかやってみましょう!
What sports do you like?
(どんなスポーツが好きですか?)
– 肯定文 –
You like Y sports(~なスポーツ).
今度は、 like の後にしっかりと目的語が付いていますね!
そして Y は形容詞なので、前から sports を修飾している
という事も分かります。
おっ! 今度はちゃんと意味が通るね!
まとめると、
「疑問詞+名詞(or 名詞のカタマリ)」が先頭に来ている場合、
その疑問詞は疑問形容詞の可能性が高く、
疑問代名詞とは違って、
「疑問詞 + 名詞(or 名詞のカタマリ)」をセットで見るのが
疑問形容詞をうまく捉えるコツである
というわけです。
疑問形容詞と関係形容詞
それでは、この疑問形容詞と関係形容詞の作り方は
どうつながりがあるのでしょうか?
関係代名詞と関係副詞は聞いたことあるけど、関係形容詞もあるんだね~。
関係形容詞といえども、先ほど見てきた
「疑問詞 + 名詞(or 名詞のカタマリ)」をセットで見る
という考え方をそのまま使えばいいだけです。
ちなみに、関係形容詞系で見かけるのは
what, whatever, which, whichever です。
次の例文を見てみましょう。
We’ll give you what help we can.
(できる限り助けるよ)
まずは、先行詞の後の文(下線部)に注目します。
(先行詞)I give him のように、
入るところが分かりやすい説明文もありますが、
今挙げている例文は一目では構造が分かりにくいです。
英語の特性上単語の繰り返しを避けるというのがあるので
we can の後に省略されている単語があるのではと考えられます。
can が助動詞で、その後動詞の原形が来ることを踏まえると、
繰り返しを避けるために省略されたものは、
この文の中では give you になるかと思います。
We’ll give you what help we can(give you).
そうすると、説明文が we can give you と
第 4 文型になりそうな形になってきましたね!
あとは直接目的語を探すだけですが、
文中の中でそれに当てはまりそうなのが
先行詞の what help ですね!
そっか! 関係形容詞も、疑問形容詞と同じように名詞を巻き込んでをセットで見るんだね!
そうすると、説明文は
we can give you Y help (~な助け).
となって、意味が通る文になりました!
本当なら、what は先行詞を含む関係詞やら
書き換えると all the help that になるやらで
厳密には違うと思いますが、
疑問形容詞と同じような考え方でやってみても
どんな説明文になっているのか
割と直感的に分かるかと思います。
とはいえ、関係形容詞はほかの関係詞と比べて
TOEIC ではほとんど見かけませんので
そこまで神経質になる必要はありませんが
疑問形容詞でも関係形容詞でも
構造を見抜くコツは
「疑問形容詞(or 関係形容詞)+ 名詞(or 名詞のカタマリ)」
セットにして注目すること です
複雑な文に見えてもこれは変わりませんので、
これだけでもしっかりと頭に入れておきましょう!
関係代名詞なのに関係形容詞の挙動をする whose
最後に、関係代名詞の whose について
少し触れておきましょう。
whose は 先行詞が所有格の時に使われる関係代名詞ですが、
なぜか関係形容詞のような挙動をします。
whose は「だれのもの」という疑問代名詞があるけど、「だれの〇〇」もいうから、疑問形容詞もあるよね!
そうですね!
whose は関係代名詞なのですが、関係形容詞と同様
「whose + 名詞」とセットにして注目する必要があります。
これは普通の関係代名詞にはない特徴なので、
whose はクセの強い関係代名詞といってもいいかもしれませんね。
おわりに
今回は「疑問詞疑問文の作り方」の第二弾として
疑問形容詞を文構造という観点から見ていきました。
疑問代名詞は疑問詞単体で考えるのが
文構造を把握するコツですが、
疑問形容詞の場合は
疑問詞だけではなく、それに修飾された名詞や
名詞のカタマリも巻き込んで考える
のがコツです。
また、 whose と関係形容詞も同様な考え方で
応用できることもお分かりいただけたと思います。
他に、疑問詞と関係詞の関係シリーズを見たいという方は
疑問詞を使った疑問文の作り方が関係詞とソックリな件 疑問代名詞編
疑問詞を使った疑問文の作り方が関係詞とソックリな件 疑問副詞編
も併せて見てくださいね!
(リンクを貼ってありますので、クリックすると見ることができます。)
それでは、今回はここまで!
See you next time !
Bye-bye!
コメント