疑問詞を聞き取るのはもちろん重要だけど…?
Hello everyone!
ご覧いただきありがとうございます。
TOEIC 実験記の Delph (デルフ)です!!
今回は TOEIC のリスニング Part 2 で
気づいたことがあったので、
それについて書いていこうと思います。
TOEIC の Part 2 を解くカギの一つとして
「最初の疑問詞を聞き逃すな!」
ということを書いている参考書があるかと思います。
確かに疑問詞を聞き取るのは重要なことなんですが、
実はそれだけでは不十分な場合があります。
Part 2 の問題を解いている時、
あれ? Why って聞こえたのに、理由を答えている選択肢がどこにもなかったよ…?いったいどうなってるんだろ…。
こんな感じで
困ったことはありませんか?
間接的に答えてくる選択肢もあって
それが正解になる場合もありますが、
今回は、もっと基本的なところから
アプローチしてみたいと思います。
それでは、始めていきましょう!
Now let’s start!
たかが疑問詞、されど疑問詞
疑問詞は
what, who, when, where, which, whose, why, how
といった、何かを尋ねるときに使われる品詞です。
中学校で習う基本的なところだね!
こうやって「文字」であれば
大したことではないかもしれませんが、
これが「音声」となると、難易度が上がり
かなり厄介になってきます。
音声だと「厄介になる」ってどういうこと?
後の文によって多岐にわたる
最初に疑問詞を聞き取れたとしても、
必ずその疑問詞に沿うような聞き方をしてくるとは
限りません。
後に続く文によっては、
疑問詞とは全く別の聞き方をしてくる可能性があり、
なおかつ、これを音声が流れている中で
瞬時に正しく拾う必要があるので
難易度がグッと上がります。
why は「なぜ?」だけなのか
例として、 why を挙げてみたいと思います。
why というと、真っ先に思い浮かぶのは
「なぜ?」という理由を問う疑問詞ですが
最初に why という音声が聞けたとしても、
それだけで安易に「理由を聞かれる」
という風に飛びついてはいけません。
え?どうして? why って理由を聞くんじゃなかったっけ?
思い出してほしいのですが、
why で始まる他の会話表現って何かありませんか?
えーと…。 Why don’t you ~? とか、 Why don’t we ~? かな?
そうですね!
Why don’t you ~ ? は「~したらどう?」という
提案を表す会話表現で
Why don’t we ~ ? は「~しませんか?」という
勧誘を表す会話表現です。
あれ、ちょっと待って!? ということは、Why だけ聞いても、「理由」か「提案」か「勧誘」かどれか分からないってことなのかな!?
その通りです!
音声で最初に why だけ聞き取れたとしても、
その後に続くものによっては、
理由だけでなく、提案や勧誘にもなる可能性があります。
Why ~? (どうして~?: 理由)
Why don’t you ~? (~したらどう?: 提案)
Why don’t we ~? (~しませんか? : 勧誘)
こういう分岐の可能性を考えるだけでなく、
瞬時にこれらの音声を正しく拾う必要があるので
難易度がグッと上がってきます。
なので、最初の疑問詞だけでなく
ほんの数語くらいまで伸ばして
注意して聞いてみるのがいいと思います。
もちろん
「どうして~しないの?」 →「~したらどう?」
という理屈で片づけることもできますが、
本番ではいちいち理論立てる余裕はないはずです。
なので、こういう理屈は本番前にしっかりと
消化した方が望ましいですね。
ほかの疑問詞にも分岐はある
こういった分岐は何も why だけではないはずです。
how にも以下のような分岐の可能性があります。
How ~? (どうやって~?: 方法・手段)
How long~? (どのくらいの時間~?:時間)
How about ~? (~はどうですか?: 提案)
そういえば How long だけじゃなくて、 How many とか How much なんかもあったな~。そう考えると分岐はもっとありそう!
How ひとつとっても、
方法や手段を聞いているのか
数量を聞いているのか
時間を聞いているのか
それとも、提案をしているのか
それ以降のスクリプトを聞かない限り
どんなものを聞いているのか分かりません。
このように、
最初の疑問詞を聞き取れただけでは
対応しきれない場合があるので
ほんの数語先でもいいので
カタマリで聞いてみてください。
おわりに
いかがでしたか?
中学校で習う基本的な単語である
疑問詞と言えど油断は禁物です。
最初の疑問詞を聞き取れたとしても、
その後に続くスクリプトによって
聞かれ方が多岐にわたるというのは
お分かりいただけたと思います。
もし、疑問詞は聞き取れたのに
なぜか答えが見つからないと思ったら
ほんの少しだけでいいので、範囲を広げて
聞き取ってみてください!
というわけで、今回はここまで
また次回お会いしましょう!!
See you next time !
Bye-bye !
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