意味も形もほとんど同じ!? most と most of と almost はどこが違うのか

代名詞

most と most of と almost はどう違うの?

Hello everyone!

ご覧いただきありがとうございます。
TOEIC 実験記の Delph (デルフ) です!!

今回は「most と most of、 almost の違い 」をテーマにして
いろいろと実験していこうと思います。

セータ君
セータ君

スペルがそっくりな単語だね!


確かにそうですね!

しかしながら、そっくりなのはそれだけではありません。

このペアの単語で比較されているキーワードと言えば

「ほとんど」

ではないでしょうか?


セータ君
セータ君

えっ!? もしかして意味もそっくりなの!?


そうなんです!

most と most of 、 almost はスペルだけでなく
意味もそっくりさんなのです!


なので、どれがどの使い方をするのか
混同してしまうことがあるのではないでしょうか?

そこで今回は、その紛らわしい単語にスポットを当てて
整理していきたいと思います。


それでは始めていきましょう!
Now let’s start!

most と almost の違い


まずは、most とalmost の違いについて
見ていきましょう!

most には様々な品詞や用法がありますが、

ここでは almost と比較するため、
「ほとんど」という意味で使う場合に絞ります。

most


most を「ほとんど」という意味で使う場合は
形容詞になります。

形容詞なので「ほとんどの」
といったほうが正確でしょう。

セータ君
セータ君

確か、形容詞って名詞を説明するんだよね?


その通りです!

most employees のような
可算名詞の複数形や、

most information のような
不可算名詞が続きます。

almost

それに対して、 almost は
副詞です。

セータ君
セータ君

most と almost はそもそもとして品詞が違ってるんだね!


そうですね!
それが一番の大きな違いです。

ということは、
most と同じ感覚では使えない
ということが分かるでしょうか?

副詞は名詞以外を説明するので、

almost employees や
almost information

という形では
使えないということです。


セータ君
セータ君

それじゃあ、almost を使って「ほとんど」っていう場合はどうすればいいの?


その時は almost all
all を後に続けて

almost all employees
almost all information

とすれば OK です。

ここまでをまとめると、
下表のとおりになります。

動詞 品詞 使い方
most 形容詞 most + 可算複数 (〇)
most + 不可算 (〇)
almost 副詞

almost + 名詞 (×)

almost all なら可

almost all + 可算複数 (〇)
almost all + 不可算 (〇)

 

most と most of の違い


次は、most と most of についてみていきましょう。

most of もよく見かける表現で、
「ほとんど」という意味になります。

ですが、most と most of は
使い方も意味も若干違ってきます。

most は先ほど説明しましたので、
ここでは most of について説明します。

most of

most of で「ほとんど」を
表現する場合は

  • most of + the(or 所有代名詞) 可算名詞複数
  • most of + the(or 所有代名詞) 不可算名詞
  • most of + 代名詞

の形で使います。

例を挙げるとするなら、

  • most of the employees
  • most of our knowledge
  • most of them


のような感じですね!

most of の後には「特定」の対象が入りますので、

the や my, his 等で名詞を限定して
特定させる必要があります。

セータ君
セータ君

単に「従業員」みたいにフワッとしたことを言わないで、「私たちの・・・・従業員」みたいにちゃんと特定する必要があるってことなのかな?


そんな感じですね!

ちなみに、most of で使っているときの
most は代名詞になります。

the が付くとどう違うのか?


セータ君
セータ君

うーん…。 most には the が付かないけど、most of には the が付く…。なんか紛らわしくてごちゃごちゃしそうだよ…。 the が付くと付かないとではどう違うのかな…?


確かに、ちょっと紛らわしいですよね。

the が付くかつかないかという違いだけなのに、
意味や捉え方がずいぶんと違ってきます。

では、その違いとは一体
どういうものなのでしょうか?

冠詞が付かない場合

冠詞が付かない場合、
「一般論」のイメージを持っています。

「~ 全般」「~ というもの」のように

特定のものを指すのではなく
一括りでぼんやりと指している感じです。

なので、具体的には思い浮かぶことができず
そのくらい無数にたくさんあるという感じでしょうか。

例えば、 most employees という風にすると
「従業員(というもの全般)のほとんど」
という意味になります。

セータ君
セータ君

冠詞がないと、ぼやっとした一般論のニュアンスがあるんだね~。

冠詞が付く場合

一方、冠詞が付く場合は
the のイメージどおり限定されるので

そこから「特定の集団」のような
感じのニュアンスが出てきます。

限定されているので、
数えようと思ったらできる範囲です。

なので、most of the employees にすると
「(とある特定された集団の)従業員のほとんど」
となります。

また、冠詞に限らず
my や his といった所有代名詞も

「私の〇〇」、「彼の〇〇」
といったように限定しているので

most of の後に続くことができます。

セータ君
セータ君

冠詞の有無でこんなにニュアンスが違ってたんだ!

おわりに

今回は「most とmost of、 alomst の違い」について
少し深く見ていきました。

スペルも意味も似ているのに
使い方やニュアンスが違っているので

とても紛らわしくて
混同してしまいがちです。

TOEIC ではたまに見かけるぐらいですが、
いざこういった問題が出題されても

違いがはっきり区別できて即答できるよう
しっかりと理解しておいてくださいね!

それでは、今回はここまで!
See you next time !
Bye-bye!

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