確かにそういうのあったけど、どんな文法だっけ?
Hello everyone!
ご覧いただきありがとうございます。
TOEIC 実験記の Delph (デルフ) です!!
今回は「否定疑問文と付加疑問文」をテーマに、
いろいろ実験していこうと思います。
否定疑問文と付加疑問文は、
高校で習いはしますが、あまり重要視されない文法です。
たしか、そういうのあったよね~
の認識くらいではないでしょうか。
しかしながら、TOEIC になると話は別になり、
特に Part 2 では無視できない頻度で登場するので
油断はできません。
突然リスニングに登場してきて慌てることがないよう、
しっかりとおさえておきたいところですね!
それでは始めていきましょう!
Now let’s start!
否定疑問文
まずは、否定疑問文について見ていきましょう。
作り方は非常に簡単です。
疑問文で先頭に出ている is や have といった動詞や助動詞を
否定形にするだけです。
ということは、Can you だったら Can’t you で、Does she だったら Doesn’t she でできちゃうってこと?
そうですね!
本当にそれだけで否定疑問文が出来てしまいます!
否定疑問文のニュアンス
では、否定疑問文にすると
どんなニュアンスになるのでしょうか?
例文を見てみましょう。
★ 疑問文
Is she in charge of advertising?
(彼女は広告担当者ですか?)
★ 否定疑問文
Isn’t she in charge of advertising?
(彼女は広告担当者ではないのですか?)
否定疑問文だから、「~ではありませんか?」でいいんじゃないの?
確かにそうなりそうな気がしますが、
そんなに単純ではありません。
否定疑問文は
- 「○○ではないですよね?」といった否定の答えの確認
- 「○○ではないのですか?(○○ですよね?)」といった念押し
といったニュアンスがあります。
イメージとは少し違っていますので、
しっかりとおさえておく必要があります。
否定疑問文の受け答え
これは聞いたことがあるかもしれませんが、
否定疑問文での受け答えは日本語と英語で逆になります。
例文を見てみましょう。
Isn’t she in charge of advertising?
(彼女は広告担当者ではないのですか?)
Yes, she is.
(いいえ、彼女は広告担当者です。)
No, she isn’t.
(はい、彼女は広告担当者ではありません。)
「~ではないのですか?」という質問に対して
否定する場合「いいえ」と答えるのが日本語ですが、
英語では Yes と答えます。
また、肯定するときは「はい」と答えるのが日本語ですが、
英語では No と答えます。
うーん…。結構ややこしいね…。
疑問文にしてしまうという荒業
TOEIC の Part 2 でこの否定疑問文は時折登場しますが、
スクリプトが一文だけなので、すぐに選択肢が読まれます。
そんなとき、
「今聞こえたのは否定疑問文だから、答えるときは Yes と No が逆になって…」
といちいち頭を巡らせていたら、すべての選択肢が読み終わっていて
「あれ?もう終わっちゃったの?それで結局何を聞いていたんだっけ…」
みたいな感じで置いていかれてしまいます。
対策としては、かなり荒業ではありますが
否定疑問文は not を無視して「疑問文に置き換えてしまう」
という手があります。
逆になるなら、最初から英語の not をとって考えたほうがいいってことなのかな?
否定疑問文のニュアンスは考える必要がありますが、
たとえそうだとしても
受け答えが変わるわけでもありませんので
意外と有効だったりします。
付加疑問文
次は、付加疑問文について見ていきましょう!
作り方は例文を使ったほうが早いので
早速やっていきたいと思います。
★ 付加疑問文(肯定文パターン)
She is in charge of advertising, isn’t she ?
(彼女は広告担当者ですよね?)
★ 付加疑問文(否定文パターン)
The store doesn’t open at 10:00 a.m, does it?
(その店は、午前 10 時に開店しないんですよね?)
文末に何か追加されてるね!
そうですね!
文末には、「~, 動詞[助動詞] + 主語」を追加します。
動詞[助動詞]に関しては、
主節で使った動詞[助動詞]の肯定・否定を入れ替えたもの
主語に関しては、
主節で使った主語を、場合によって使い分けます。
「名詞」の場合は「代名詞」に変え、
「代名詞」の場合はそのまま使います(That・This の場合は it に変える)。
付加疑問文のニュアンス
付加疑問文のニュアンスは、
否定疑問文と同じような感じです。
それじゃあ、「~ですよね?」とか「~じゃないんですか?」みたいに、確認とか念押しみたいに使えるの?
そうですね!
文の作り方が違うので
それぞれ別の意味になりそうではあるのですが、
いずれも、確認や念押しのニュアンスを出したいときに
使うことが出来ます。
付加疑問文の受け答え
付加疑問文の受け答えは、普通に考えれば問題ありません。
肯定なら Yes、否定なら No で十分です。
否定文の場合は、否定疑問文と同じように not を無視して考える
という発想で対応していきましょう。
She is in charge of advertising, isn’t she?
(彼女は広告担当者ですよね?)
-Yes, she is.
(はい、そうです)
The store doesn’t open at 9:00 a.m, does it?
(その店は、午前 9 時に開店しないんですよね?)
-No, it opens at 10:00 a.m.
(はい、午前 10 時に開店します)
一度聞き逃しても大丈夫?
Part 2 は、短いスクリプトで読まれるので
その後すぐに選択肢が読まれます。
特に、疑問詞で始まる文頭の数語は大事な情報なので
聞き逃さないように注意する必要があります。
注意してても、聞き逃すことってありそうだよね…
そうですね。
ただ、付加疑問文に関しては
それを聞き逃しても立て直せるチャンスがあります。
例えば、次のようなスクリプトが流れて
冒頭が聞き取れなかったとします。
××××× in charge of advertising, isn’t she?
付加疑問文であれば、文末の isn’t she? が手掛かりになって
冒頭が She is ということが分かります。
また、文末の動詞[助動詞]の時制にも気を付けると
時制を勘違いして聞いていたという事も防ぐことが出来ます。
おお! これなら、万が一聞き逃しても大丈夫だね!
ただし、これは万が一聞き取れなかった時のための最終手段
と考えたほうがよさそうですね。
全部が全部、付加疑問文で出題されるわけでもないので
出来れば冒頭もきちんと聞くという心構えが望ましいです。
おわりに
今回は「否定疑問文と付加疑問文」について
見ていきました。
これらは特に注目はされませんが、
Part 2 では思った以上によく聞くと思います。
それゆえ、否定疑問文と付加疑問文がどんなものか
あまりよく分からなかったり
そんなニュアンスがあったなんて初めて知った
というのも割とあったのではないでしょうか?
ここでしっかりとおさえて、
突然の否定疑問文や付加疑問文にも
対応できるようにしていきましょうね!
それでは、今回はここまで!
See you next time !
Bye-bye!
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