気軽に接続? 分詞構文の基本を総整理

分詞

分詞構文ってどうやって作るの?

Hello everyone!

ご覧いただきありがとうございます。
TOEIC 実験記の Delph (デルフ) です!!

今回は「分詞構文」をテーマにして
いろいろと実験していこうと思います。

セータ君
セータ君

分詞構文って、なんか難しいイメージがあるんだよね…


確かに、難しそうな響きをしていますが
一度分かってしまえば結構便利に使うことが出来ます。

また、TOEIC にも分詞構文はたびたび登場していますので
ここでしっかりとおさえておきましょうね!

この記事を見ると
次のようなことが分かるようになります。

この記事のポイント
  • 「分詞構文」とは何か
  • 基本的な分詞構文の作り方
  • 分詞構文の基本的な 5 つの意味と使い方


是非とも最後までご覧くださいね!

また、分詞構文に関する他の記事につきましては
すぐ下の「あわせて読みたい」をご覧ください。




それでは始めていきましょう!
Now let’s start!

分詞構文とは?

それでは分詞構文の基本について
確認していきましょう。

まず、前半の「分詞」は分かりますか?

セータ君
セータ君

「分詞」って現在分詞とか過去分詞のことだよね?


そうですね!

その現在分詞と過去分詞を「副詞・・」として使うのが
「分詞構文」です。

セータ君
セータ君

「分詞構文」って分詞を副詞っぽく使うんだ!名前の割には意外とシンプルなんだね!


そして、この分詞構文は堅い印象を与えますので
新聞やニュース等の知的な場面でよく登場します


TOEIC ではビジネスや記事のような
堅い文章を扱うものがあるので、
そこで分詞構文を見かけるかもしれませんね。

基本的な分詞構文の作り方

では、分詞構文はどうやって作るのでしょうか?

まずはやり方を最初に示しておきましょう。

基本的な分詞構文の作り方
  • ステップ 1
    接続詞を消す
  • ステップ 2
    主語が一致していれば従属節の主語を消す
  • ステップ 3
    従属節の動詞を現在分詞に変える


従属節が分かりにくければ、ザックリ
「接続詞が付いている方の文」と思っても問題ありません。

このことを踏まえながら、分詞構文の作り方を
例文を交えて説明していきたいと思います。

Because I was very tired, I went to bed earlier than usual.


この例文を使って、分詞構文を作っていきましょう!

接続詞を消す


まずは接続詞を消します。

Because I was very tired, I went to bed earlier than usual.


従属節の主語を消す

次に従属節の主語ですが、
主節(接続詞が付いていない方の文)と同じであれば
消すことが出来ます。

Because I was very tired, I went to bed earlier than usual.


例文では主節・従属節ともに同じ I なので
消すことが出来ます。


もし違う場合は、従属節の主語はそのまま残します。

この時の残った従属節の主語のことを
「意味上の主語」と言います


従属節の動詞を現在分詞に変える

最後に、従属節の動詞を現在分詞に変えます

例文では、従属節の動詞は was なので
これを現在分詞の being に変えます

Because I was very tired, I went to bed earlier than usual.

Being very tied, I went to bed earlier than usual.


これで、分詞構文の完成です!

セータ君
セータ君

なるほど~!これが「分詞構文」の基本的な作り方なんだね!


being は省略可能

もし、従属節の動詞が being の場合
省略することが出来ます

(Being) very tied, I went to bed earlier than usual.
Very tied, I went to bed earlier than usual.


先ほど挙げた例文でも従属節の動詞が being なので、
これを省略することが出来ます。

セータ君
セータ君

こうやって見てみると、形容詞とか名詞がいきなりポツンとある感じで何かヘンな形の文に見えるね…。


そうですね。

being が省略されると、名詞が関係なく並んでいる等
ヘンな文になることがあります。

そんな文に出会ったら、being の省略の可能性がありますので
それを補って考えてみてください。

受動態の being も省略可能


また、従属節が受動態の場合も
being は省略されます


これも例文を使ってやってみましょう。

As this book is written in plain words, this book is easy to read for the beginner.
(平素な言葉で書かれているので、この本は初心者でも読みやすい)



先ほどと同じようにやってみると
次のようになります

  • ステップ 1
    接続詞と従属節の主語を消去


    As this book is written in plain words, this book is easy to read for the beginner.

  • ステップ 2
    従属節の動詞を現在分詞に変更


    Being written in plain words, this book is easy to read for the beginner.

  • ステップ 3
    being は省略可能


    Written in plain words, this book is easy to read for the beginner.


セータ君
セータ君

being が省略されて、過去分詞から始まる分詞構文になったね!


そうですね!

過去分詞から始まる分詞構文は受動態の可能性が高いですので、
頭の片隅に入れておきましょう。

分詞構文の意味

次は、分詞構文を使うとどんな意味になるのか
見ていきたいと思います。

分詞構文の意味は、
次の 5 つに大きく分かれます。

「分詞構文」の 5 つの意味
  • 時 : 「~するとき (when)」
  • 理由 : 「~なので (because / since / as)」
  • 付帯状況 : 「~しながら、~して (as)」
  • 譲歩 : 「~だけれども(although)」
  • 条件 : 「もし~なら (if)」

セータ君
セータ君

こんなに意味があるんだね…


分詞構文は、接続詞を使わず分詞で文を気軽につなぐものです。

接続詞が使われないので、どのような意味になるのかは
文脈で判断しないといけません。

覚えるのが大変なのであれば、
よく出る ① ~ ③ の意味だけでも抑えておきましょう。

分詞構文の位置

分詞構文は「副詞のカタマリ」ですので、
文頭や文中、文末どこでも置くことが出来ます

分詞構文の位置
  • 文頭 : -ing ~, SV.
  • 文中 : S, -ing~, V.
  • 文末 : SV (,) -ing ~ .


文頭・文中

分詞構文が文頭や文中に置かれた場合は、
意味があまりはっきりしないことがあります。

そんな時は、多少乱暴ではありますが
「~して」「~で」と訳すのがいいかと思います。

そこから、文同士の関係を踏まえて
5 つの意味のどれに当てはまるか考えてみましょう。

Feeling tied, I went to bed.
(私は疲れたので、眠った)
(私は疲れて、眠った)


文末

分詞構文が文末に置かれた場合、
「付帯状況」の意味になる傾向があります。

「そして、~」「~しながら」で訳せば
大体意味が通ります。

I watched TV(,)having dinner.
(私は夕食をとりながら、テレビを見た)


カンマは、つける場合もあればつけない場合もあります。


カンマが付かない場合、次の二つの解釈が出来てしまうので
文脈で判断するしかありません。

  1. 副詞の働きをする「分詞構文」(そして~、~しながら)
  2. 形容詞の働きをする「分詞」(~している〇〇)


当てはめてみて意味が通る方を選んでください。

おわりに

今回は「分詞構文」の基本を見ていきました。

いかにも難しい響きの「分詞構文」ですが、
実は分詞を副詞のように使うというのがその正体です。

分詞構文は堅い印象を受けるので、
話し言葉ではあまり使われませんが

TOEIC ではビジネスや記事のような
堅い文章を扱うものがあるので、
おそらくそこで見かけるかもしれませんね。

そのほかの分詞構文シリーズに関しましては
下記にリンクとしてありますので、

続きをご覧になりたい方は併せてご覧ください。


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それでは、今回はここまで!
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セータ君
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