同じ品詞でスペルが似てる紛らわしい単語 Part 2

英単語


同じ品詞でよく似てるスペルなのに、意味が違うの!?


Hello everyone!

ご覧いただきありがとうございます。
TOEIC 実験記の Delph (デルフ)です!!


今回は、また違った単語のアプローチを
してみたいと思います。



Part 5 の品詞問題で時々あるかと思いますが、

セータ君
セータ君

当てはまる品詞は分かったから二つには絞れたんだけど、どっちが正解なんだろう…。


ということ、ありませんでしたか?


思い出していただきたいのですが、

品詞問題を解く手がかりの一つとして、
接尾辞で判断するというのがありました。

接尾辞を見ればどの品詞なのかは判別することはできますが、
それだけでは一発で決まらないことがあります。

さらに、品詞問題における選択肢の傾向として
スペルも似ていたりします。


attend, attendant, attendance, attentive
employ, employer, employment, employee


といった感じで
いわゆる派生語がズラッと選択肢に並んでいます。

セータ君
セータ君

同じ品詞でスペルも似ているのに意味が違うのかぁ…。結構ややこしいね…。


そうですね!

この類の問題はひっかけとして出題されますので、

単に品詞を識別できるだけでなく、
意味までしっかり把握する必要があります。


今回は、そういった紛らわしい単語を
集めてみました。


こちらも、意外な意味シリーズと同様
何回かに分けてお送りしたいと思いますので、
どうぞお楽しみください!

また、

セータ君
セータ君

接尾辞ってなに? 初めて聞いたよ?

という方は
語源で覚える英単語 接尾辞編 イントロダクションをご覧ください!


それでは、始めていきましょう!
Now let’s start!

participant と participation


まずは participant と participation からです。
それぞれ「参加者」「参加」という意味です。

セータ君
セータ君

うーん…スペルも似てるから紛らわしいね…。

たしかにそうですね!

接尾辞のスペルを覚えるだけでも
品詞の区別をつけることはできます。

繰り返しになってしまいますが

この類の品詞問題に関してはこれだけでは不十分で、
接尾辞にある意味までしっかり抑えておきましょう。

-ant, -ent


-ant, -ent という接尾辞は、形容詞か名詞になります。
少々ややこしい接尾辞ですね。

ここでは名詞を取り上げますが、そのときは
「~する人、もの」という意味になります。

  • assistant (アシスタント)
  • respondent (回答者)
  • applicant (申込者)
  • consultant (コンサルタント)
  • recipient (受け取る人)


いずれも TOEIC に出てきそうな単語ばかりですね!

-ant ,-ent は形容詞にもなるので、
その性質を利用したひっかけも予想できます。

-tion

この接尾辞はお馴染みかもしれませんが、

動詞にくっついて「動作・状態・結果」
のニュアンスを付ける名詞に変化します。

分かりにくければ
「~すること(もの)、~なこと(もの)」
といった感じでも大丈夫だと思います。

これは自分の場合だけかもしれませんが、
tion を見たら、頭の上に思い浮かべるような
抽象的・概念的なものという感じで捉えています。

セータ君
セータ君

こんな感じのことかな…?


一部例外ももちろんあって、petition (嘆願書) は書類、
いわゆる「モノ」にあたります。

tion がすべて概念的なものであるとは限りませんが
割と当てはまると思います。

 

英単語 意味 コロケーション
participant 参加者【可算】 participant  in this conference : この会議の参加者
participation 参加 【不可算】 participation fees : 参加費用

 


production と product


次は production, product です。
それぞれ「製造、生産」、「製品」という意味です。



こちらは、接尾辞の知識があるがゆえに
混同する
パターンになります。

communication から -(t)ion を外すと
動詞の communicate になりますよね。

supervision なら supervise
deduction なら deduct
といったように

tion を取るとたいてい動詞になります

この理論でいけば、production から tion を取った
product は動詞になるのではと推測ができそうですが
実は、 product には動詞がありません。

なので、product に「製品」という名詞の意味を知らないと

正解の選択肢である product を接尾辞の推測で外してしまい、
引っかかってしまうことが考えられます。

十分に注意しましょう!

 

英単語 意味 コロケーション
production 生産、製造 production costs: 製作費
product 製品  factory products : 工場製品

 

manufacture と manufacturer


最後は manufacture と manufacturer です。

r の有無だけの見た目そっくりなスペルで
紛らわしいですね…。

それぞれ、(大規模な)製造」「メーカー」という意味です。

日本語での「メーカー」は、
規模が比較的大きい製造業者 のことを指すと思いますが、

それを英語で表すには、 maker ではなく
manufacturer の方が適切です。

英単語 意味 コロケーション
manufacture (大規模な)製造 automated manufacture : 自動生産
manufacturer メーカー apparel manufacturer : 衣服製造業者

 

まとめ



いかがでしたか?

接尾辞を手掛かりにして品詞の識別はできたものの、
それだけではあと一歩届かない品詞問題があると思います。

そして、正確に覚えていないと
見当違いの選択肢を選んでしまったり
引っかかったりするので注意が必要です


逆に、この出題の意図が分かっていて
かつ正確にに答えられれば差をつけることができます。

是非ともモノにして、
他の受験生に差をつけていきましょう!

というわけで、今回はここまで
また次回お会いしましょう!!

See you next time !
Bye-bye !

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