同じ品詞でスペルが似てる紛らわしい単語 Part 3

英単語


同じ品詞でよく似てるスペルなのに、意味が違うの!?


Hello everyone!

ご覧いただきありがとうございます。
TOEIC 実験記の Delph (デルフ)です!!


今回は、また違った単語のアプローチを
してみたいと思います。



Part 5 の品詞問題で時々あるかと思いますが、

セータ君
セータ君

当てはまる品詞は分かったから二つには絞れたんだけど、どっちが正解なんだろう…。


ということ、ありませんでしたか?


思い出していただきたいのですが、

品詞問題を解く手がかりの一つとして、
接尾辞で判断するというのがありました。

接尾辞を見ればどの品詞なのかは判別することはできますが、
それだけでは一発で決まらないことがあります。

さらに、品詞問題における選択肢の傾向として
スペルも似ていたりします。


attend, attendant, attendance, attentive
employ, employer, employment, employee


といった感じで
いわゆる派生語がズラッと選択肢に並んでいます。

セータ君
セータ君

同じ品詞でスペルも似ているのに意味が違うのかぁ…。結構ややこしいね…。


そうですね!

この類の問題はひっかけとして出題されますので、

単に品詞を識別できるだけでなく、
意味までしっかり把握する必要があります。


今回は、そういった紛らわしい単語を
集めてみました。


こちらも、意外な意味シリーズと同様
何回かに分けてお送りしたいと思いますので、
どうぞお楽しみください!

また、

セータ君
セータ君

接尾辞ってなに? 初めて聞いたよ?

という方は
語源で覚える英単語 接尾辞編 イントロダクションをご覧ください!


それでは、始めていきましょう!
Now let’s start!

reliance と reliability


まずは reliance と reliability からです。
それぞれ「信頼」「信頼性」という意味です。

セータ君
セータ君

日本語だと良く分からないなぁ…。どう違うの…?


確かに日本語だと分かり辛い単語同士ですが、
ここは英単語の方からアプローチしてみましょう。

比較しやすいように reliability から
紹介したいと思います。

reliability は
rely(頼る) + able(~できる) + ity (名詞接尾辞「性質、状態」)
に分解できます。

つまり、「頼ることができる性質」というのが
「信頼性」ということになりそうです。


一方、 reliance は
rely + ance (名詞接尾辞「行動・状態・性質」)
に分解できます。

reliability にあった「~できる」という意味に限定はしないで
単に「信頼」という概念のような感じになります。

 

英単語 意味 コロケーション
reliance 信頼【不可算】 have reliance  on : ~を頼りにする
reliability 信頼性 【不可算】 reliability check : 信頼度チェック

 

commitment と committee


次は commitment, committee です。
それぞれ「約束」、「委員会」という意味です。


commit という単語の派生なのに
一見別の意味に見えてしまいそうですね。

まずはもともとの commit の意味を
確認してみましょう。


セータ君
セータ君

これって「(罪など)を犯す」って意味じゃなかった?


確かに、高校の時は
その意味で習ったかと思いますが、

他に、「~を委任する、~と約束する」
という意味もあります。


「約束する」という意味の方の commit から、
名詞接尾辞の ment をつけて「約束」になり

「委任する」という意味の方の commit から、
「~される人」という意味の ee をつけて

委任される人、すなわち「委員会」ということに
なりそうですね!

 

英単語 意味 コロケーション
commitment 約束【可算】 I have a commitment to him: 彼と約束があります
committee 委員会【可算】 a budget  committee : 予算委員会

 

enthusiasm と enthusiast


最後は enthusiasm と enthusiast です。

最後のスペルが m と t という違いだけで
見た目そっくりな単語で紛らわしいですね…。

それぞれ、「熱中、熱心さ」「熱中している人」という意味です。

語源としては
en (中に) + theos (神) から出来ており

「心の中に神様が宿っている」
すなわち、その状態が「熱狂」という意味になるのだとか! 

セータ君
セータ君

へぇ~! そんなすごいエピソードがあるんだ!!


その後の接尾辞なのですが、
iasm は英和辞典では 「状態」と
明記されているのがあるので

enthusiasm は「熱狂している状態」
「熱中、熱心さ」と覚えていいかと思います。

また、st で終わる接尾辞といえば
artist や pianist のような「人」を表す接尾辞が
思い浮かぶのではないでしょうか。

それと同じ感覚で、 enthusiast は
「熱中する人」と覚えれば大丈夫かと思います。

英単語 意味 コロケーション
enthusiasm 熱中、熱心さ with enthusiasm : 熱中して
enthusiast 熱中している人 be an  enthusiast of : ~に目がない

 

おわりに



いかがでしたか?

接尾辞を手掛かりにして品詞の識別はできたものの、
それだけではあと一歩届かない品詞問題があると思います。

そして、正確に覚えていないと
見当違いの選択肢を選んでしまったり
引っかかったりするので注意が必要です


逆に、この出題の意図が分かっていて
かつ正確にに答えられれば差をつけることができます。

是非ともモノにして、
他の受験生に差をつけていきましょう!

というわけで、今回はここまで
また次回お会いしましょう!!

See you next time !
Bye-bye !

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