同じ「理由」の接続詞なのに、使い分けがあるの!?
Hello everyone!
ご覧いただきありがとうございます。
TOEIC 実験記の Delph (デルフ)です!!
今回はリサーチラボノートと題して
自分が英語で疑問に感じたことや
自分がやったことの記録を書いていこうと思います!
それでは、始めていきましょう!
Now let’s start!
今回のラボノート
今回のラボノートは
ある単語を何個かピックアップして
何が違うのかという
いわゆる単語間の使い分けについて
書いていこうと思います。
中学や高校でもこういった単語間の違いというのは
よく見かけるのではないでしょうか?
う~んと…。be made of と be made from の違いとか?
そんな感じです!
そして、今回は
because, since, as
この 3 つを扱っていきます。
because は「なぜなら~」、since は「~以来」、as は「~として」っていう意味だけど…あれ? バラバラなものを扱うの?
…と、かつて自分も思っていたのですが。
今回はこの 3 つの
接続詞部分にスポットをあててみたいと思います!
へぇ~! since にも as にも接続詞の働きがあるんだ!
これらには、いくらか記事にしている
意外な意味に通ずるものがありますね。
そんな感じで、備忘録がてら
書いてみようと思います!
TOEIC リスニングでよく聞くけど…
この 3 つを 扱おうと思ったきっかけは
TOEIC のリスニングでトレーニングをしていた時です。
Part 3 と 4 において理由を述べるときに、
since と as がよく使われるなと思いました。
そしてふとこんな疑問が…
そういえば、 because を使ってないなぁ。 理由を述べるときに、since と as が結構使われてるけどどうしてなんだろう?
since と as は理由を述べる
接続詞としての認識はあったのですが、
違いまではまだ切り込んでいなかったなと
思ったのです。
そこで、改めてこの 3 つの単語を
整理してみようというのが
今回のラボノートになります。
なお、as と since には副詞と前置詞もありますが
ゴチャゴチャにならないよう、
接続詞に絞ってお伝えできればと思っています。
as と since の他の品詞については、別記事で詳しく書いていく予定だよ!
because, as, since の違いは?
because, as, since
共通しているのは、
原因や理由を述べるときに使われる
接続詞ですね。
「~だから」「~なので」って訳すんだよね!
そんな 3 つの単語ですが
微妙にニュアンスが違うようです。
ここでポイントになるのは、
これから伝える内容(理由・情報 等)において、
話し相手が、そのことを
把握しているかいないかによって使い分けます。
as, since
相手が十分に把握している場合は、as / since を使います。
例文
Since he was tired, he went to bed earlier than usual.
(彼は疲れていたので、いつもより早く寝た)
分かり切っていることなので、
as / since に続く文は相手にとって「旧情報」です。
それほど重要ではなく、補足のようなニュアンスになります。
例文でいうと、「彼が疲れている」というのは
話し相手には十分承知していることになります。
as と since には、「知ってると思うけど」 「ご存知の通り」 っていうニュアンスがありそうだね!
また、as は書き言葉やスピーチで使われるので
since よりもフォーマルな言い方になります。
because
逆に把握していない場合は、 because を使います。
例文
I’m very sleepy because I stayed up all night.
(徹夜をしたので、私はとても眠い)
把握していないので、because に続く文は
話し相手にとって「新情報」である
ということになります。
いつもとは違うことや、相手にとって初めて知るもの等
意外性があるときに because が使われるようですね!
というわけで、まとめると
理由を伝えるとき、その内容が相手にとって把握しているかしていないかによって、because, since, as を使い分ける。
as/since : 充分に把握していている(旧情報)
※ as の方がフォーマル
because : 把握していない(新情報)
まずは、これだけ抑えておきましょう。
接続詞 vs 前置詞 vs 副詞
接続詞の話題が登場してきたので、
TOEIC の Part 5 に関することを書いていこうかと思います。
Part 5 では 接続詞 と 前置詞、副詞 を織り交ぜた選択肢の
問題があります 。
こんな感じの選択肢見たことありませんか?
A) though
B) nevertheless
C) since
D) because of
そんなに頻繫じゃないけど、こういうの見たことあるよ!
それでは、この問題はどういった手順で
解いていけばいいのでしょうか?
1: 品詞を見分ける
この選択肢を見た時にまずしなければならないことは、
品詞を見分けることです。
どれが前置詞、接続詞、副詞なのか
しっかりと見分けるところからスタートです。
例で挙げた選択肢を使ってやってみましょう!
A) though
(接続詞:「~だけれども」)
B) nevertheless
(副詞:「それにもかかわらず」)
C) since
(接続詞:「~なので」)
D) because of
(前置詞:「~が原因で」)
since には 「~以来」 という前置詞がありますが、
他の選択肢を見てみると、順接・逆接関係の単語が
並んでいます。
となると、ここはそれ関係の単語ということで
接続詞であることが推測できそうです。
2: 文の構造を見る
次に、文の構造を見ていきます。
簡単なチェックですが、これだけで
候補が一気に絞られることがあります。
そのポイントは空欄の直後にあります。
その空欄の直後で
文(SV)が続いていたら接続詞
名詞かそのカタマリが続いていたら前置詞
これらが正解候補になります。
接続詞 : 文(SV)が続く
接続詞 + SV , SV.
SV + 接続詞 + SV.
前置詞 : 名詞(のカタマリ)が続く
前置詞 + 名詞 , SV.
SV 前置詞 + 名詞.
副詞には、前後をつなぐ機能がありません。
つまり、接続詞のような
SV + 副詞 + SV. という文は出来ないのです。
もしつなげたいのならば、
SV. 副詞, SV.
のように、一文を一回ピリオドで
終わらせる必要があります。
もし、空所の前後が一文で続いている場合
副詞の選択肢は、候補から抜けることになります。
3: 文脈から判断する
ここまでくれば、後は文脈から判断して
正解を見つけるだけです!
最後は文脈頼りになってしまいますが、
1,2 を実行するだけでもだいぶ楽になるかと思います。
おわりに
because, since, as の微妙なニュアンスの違い
Part 5 の 接続詞 vs 前置詞 vs 副詞 問題
いかがでしたでしょうか?
自分自身も新たな発見を沢山見つけて
とても勉強にもなりましたし、
より深く理解できたかと思います。
こんな感じに整理をしてみましたが、
その後にリスニングのトレーニングをしていたら
ちょっとした変化が起こりました。
単なる文字としての since や as , because ではなく
そのニュアンスから、シーンを浮かべることが
少しできるようになっていました。
since とか as 使ってるってことは、以前コンタクトを取ってて、ある程度お互いを知っている人達なのかな?それとも、公共の場だからかな?
こういった気づきは大事にしていきたいですね!
どんどん積み重ねて、英語をより深く理解していきたいです!
というわけで、今回のラボノートはここまで
また次回お会いしましょう!!
See you next time !
Bye-bye!
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