語彙力を上げるだけじゃダメなの!?何かコツはないのかな…?
Hello everyone!
ご覧いただきありがとうございます。
TOEIC 実験記の Delph (デルフ)です!!
今回はリサーチラボノートと題して
自分が英語で疑問に感じたことや
自分がやったことの記録を書いていこうと思います!
それでは、始めていきましょう!
Now let’s start!
今回のラボノート
今回のラボノートは
語彙問題のちょっとしたコツについて
書いていこうと思います。
語彙問題は Part 5・6 で
避けては通れないほど必ず出題されます。
そして、この語彙問題は
文法問題より少し厄介です。
文法問題より語彙問題が厄介なのはどうして?
文法問題はたとえ単語が分からなくても
「形が分かれば解ける」のでスコアを上げやすいのですが、
語彙問題はそういうのがなく、
単純に単語を知っているかがカギになります。
それなら、語彙力を上げればいいのかな?
たしかに、語彙力を上げれば知っている単語が増えるので
正確に意味が掴めそうです。
しかしながら、語彙力を上げるだけでは
なかなか正解に辿りつきません。
それは一体どういうことなのでしょうか?
これから見ていこうと思います。
語彙力を上げるだけじゃダメ?
語彙問題が文法問題より厄介である理由として
文法にあるような「決まったルールがない」ので、
単純に単語を知らなければ解けない
というのは先ほどご紹介しました。
「知らないから解けない」というのは
簡単に想像できることだと思います。
「この単語知らない」っていうのは見て分かるから、単純で分かりやすいよね!
その対策として「語彙力を上げる」という方法は
当然とると思いますし、もちろん正しいと思います。
しかしながら、語彙力を上げても
なかなか語彙問題が解けるようにならない…。
…そんなことありませんか?
語彙問題が解けるようになるには語彙力を上げるのは
間違いではないのですが、それだけでは足りません。
実は、もう一つ必要な力があるのです!
語彙問題に必要なもう一つの力は「読解力」!
その必要な力というのが
「読解力」
です!
読解力? 長文読解なら分かるけど、こんな短い文でも必要なの?
確かにそうですね!
読解力と聞くと長文のイメージが強いと思いますが、
それまでとはいかなくとも
Part 5 のような短文でもある程度の読解力は必要です。
いくつか例を挙げてみましょう。
1.The event was called off _____ inclement weather.
2.The event took place _____ inclement weather.
(A) although
(B) in spite of
(C) because
(D) due to
今回の問題は、文法と読解力の両方が必要です。
比べやすくするため、似たような二つの例文を用意しました。
inclement weather は割と難しい単語なので、
先に言っておくと「悪天候」という意味です。
それを踏まえて早速解いていきましょう!
えーと…。空欄の後は inclement weather で名詞のカタマリが来ているね。 選択肢を見ると前置詞と接続詞しかないから、この空欄には前置詞が来るのかな?
いい感じですね!
この時点で、接続詞の (A) although と (C) because は
正解の選択肢から外れます。
ここまでは文法の力が必要でしたが、
ここからは読解力が必要になってきます。
続きを見ていきましょう!
立ちはだかる二つの壁
先ほどまでは、文法の力で
二つの選択肢に絞ることが出来ました。
1.The event was called off _____ inclement weather.
2.The event took place _____ inclement weather.
(A) although
(B) in spite of(C) because
(D) due to
ここからは文脈から判断しなければならないので
読解力が必要になります。
よくある解き方としては
一つずつ当てはめて、意味が通りそうなものを
選んでいくという方法です。
1 は「悪天候 ~、イベントは中止された」って訳せるね。B はちょっと違うかな~。となると、D かな? 「悪天候のせいで、イベントは中止された」。うん! これがいいね!
だいたいこんな感じではないでしょうか?
かつての自分も今のような感じで
やっていましたが、
・なんとなく解いている感じがする
・解くスピードが遅くなってしまう
この二つの壁が立ちはだかって
モヤモヤしている感じがしました。
しかし、あることがきっかけで
いつもとは違うアプローチで解いてみたところ
いつもより早く正確に解けてきました!
そうなんだ! どんなアプローチ方法か気になる!!
語彙問題のアプローチ方法
それでは、そのアプローチ方法について
紹介していこうと思います。
自分が取った
語彙問題のアプローチ方法は
空欄前後の文・単語の関係を見ることです!
関係を見るってどういうこと?
確かにこれだけでは分からないと思うので
先ほど用意した問題を使ってみましょう!
1.The event was called off _____ inclement weather.
2.The event took place _____ inclement weather.
それぞれ日本語に訳すと
1. イベントが中止された _____ 悪天候
2. イベントが開催された _____ 悪天候
となりますが、これらの文の関係はどうでしょうか。
つまり、「イベントが中止されたこと」、もしくは「開催されたこと」と
「悪天候」にはどんな関係がありそうですか?
悪天候だと通常は延期されたり、中止されたりします。
1. はその通りの結果の文が書かれていますね。
それに対して、2. は逆のことが書かれています。
そうすると、1. の空欄には順接とか原因を表す語句が入りそうかな? 2. の語句は逆接っぽいからそれを表す語句なのかな?
そうですね!
1. には「~だから」「~が原因で」みたいなのが入りそうで、
2. には「しかし」「~にもかかわらず」みたいなのが入りそうです。
それを踏まえると
1. には、(D) due to が
2. には、(B) in spite of が
それぞれ当てはまります。
このような感じで、
空欄の前後の文・単語の関係を見ることを
心掛けたら、早く正確に解けるようになりました。
おわりに
今回は、語彙問題の厄介な点と
それを解くためのアプローチ方法を
書いてみましたがいかがでしたか?
まとめると、語彙問題が文法問題より厄介な理由は
次のようになります
- 文法のような決まったルールがないので、単語を知らなければ解けない
- 空欄前後の文から文脈を読み取らないといけないので読解力が必要である
そして、その語彙問題を解くためのアプローチ方法として
空欄前後の文・単語の関係を見る
ということをお伝えいたしました。
今回の投稿に載せたアプローチ方法は
概論みたいな感じなので、
もう少し深掘りしたものは
何回かに分けて紹介したいと思います。
というわけで、今回のラボノートはここまで
また次回お会いしましょう!!
See you next time !
Bye-bye!
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