with ってそんなに特殊な前置詞なの?
Hello everyone!
ご覧いただきありがとうございます。
TOEIC 実験記の Delph (デルフ) です!!
今回は 「前置詞 with」をテーマにして
実験していこうと思います。
with って「~と一緒に」という意味のあの前置詞?
そうですね!
with には意味はたくさんあれど
「~と一緒に」というイメージが強いと思いますが、
実は、他の前置詞にはないもう一つの使い方がある
というのはご存知ですか?
えっ!? with にそんなのがあったの!?
高校でしっかりやってきた方なら
聞いたことがあると思いますが、
今回はその with のもう一つの使い方について
詳しく見ていきたいと思います。
この記事を見ると
次のようなことが分かるようになります。
- 前置詞 with のもう一つの使い方
- with だけ他の前置詞と違う理由とは
是非とも最後までご覧くださいね!
それでは始めていきましょう!
Now let’s start!
with のもう一つの使い方
早速ですが、その with の
「もう一つの使い方」を紹介していこうと思います。
その with のもう一つの使い方とは
「付帯状況」というものです。
うーん…。聞いたことはあるけど、どう言う風に使ったのかは覚えてないかな…。
「付帯状況の with 」は
「with O C 」という構文で、
「O が C である状態で」という意味になります。
実際に例文を見てみましょう!
When I’m tired, I sometimes fall asleep with the lights on.
(疲れていると、時々電気をつけっぱなしで思わず寝てしまう。)
ここで、with 以降の構文に注目してください。
先ほど紹介した構文に当てはめると
O : the lights
C : on
ということになります。
実は、この O と C の間には
主述関係が成り立っているんです!
えっ!? そうなの!?
試しにやってみましょう!
O と C の間に be 動詞を挟むと
The lights are on. (明かりがついている)
と意味が通る文になりました。
ホントだ! すごーい!!
例に挙げた C は 副詞でしたが、
そのほかに次のようなものも
C を取ることができます。
- 形容詞
- 分詞(現在分詞・過去分詞)
- 前置詞句
こちらも併せておさえておきましょう!
ちなみに、「~と一緒に」という
with のイメージから連想されるように、
メイン文(I sometimes fall asleep)の内容と
付帯状況でついている with 構文の内容は
「一緒に存在している」ニュアンスになります。
付け足している「付帯」というより、どちらかといえば状況が「同時に存在している」とか「同時進行している」っていう方がしっくりくるかも。
なぜ with は「他の前置詞と特殊」なのか?
冒頭で、 with には「ほかの前置詞にはない」
もう一つの使い方がある という
いかにも with が特殊であるみたいな書き方をしましたが
その謎解きをしていこうと思います。
そういえば気になってた! with ってどうして「ほかの前置詞とは特殊」なの?
その謎を解くためには
前置詞の性質を改めてみていく必要があります。
まず、前置詞は原則として
どんな品詞が後に続くでしょうか?
in the park とか on the wall みたいにつくから、「名詞」が続くのかな?
そうですね!
on や at 、in のようなほとんどの前置詞は
名詞、またはそれ相応の句が後に続きます。
with も例外なくこの原則に当てはまりますが、
ここでよく考えてみましょう。
付帯状況の with に関しては
名詞だけ続いてはいませんでしたね。
さらにその名詞の後にも
副詞、形容詞、分詞といった
文の要素がもう一つ追加されています。
あっ!言われてみればたしかに! それって with にしかない特徴だね!
OC と文の要素が二つ続く前置詞は
with 以外見かけないのではないでしょうか?
なので、文中に with が出てきた場合
「付帯状況の with」 の可能性も考える必要があります。
その時は with 以降の文に注目して、
文の要素が O C と二つ続いているのか
また、その O C に主述関係があるか
注意しながら文を読み解いていきましょう!
おわりに
今回は「with のちょっと特殊な用法」について
見ていきました。
with の後に O C と二つの文要素が続く場合があるという
ほかの前置詞にはない特徴がありましたね。
もちろん with も 名詞だけ続く場合がありますが、
こういう特殊な用法もありますので
「前置詞は名詞だけしか続かない」と思い込んでいると
いざ with O C の構文が出た時
「あれ!? 前置詞って名詞だけしか続かないんじゃないの!?」
とパニックになってしまう
…ということがあるかもしれませんので
そうならないためにも、付帯状況の with の構文も
しっかり押さえておいてくださいね!
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